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今Facebookがやるべき9項目

Facebookは火曜日(米国時間1/15)に大きな発表イベントを行う。本稿では、Facebookが取り組んでいる、少なくとも取り組むべきであると私が考える9つの案件について書いた。 この中のいくつかに関しては、すでに開発中で近く公開されるという情報を得ているが、それ以外は現在Facebookにある大きな穴を塞ぐものかもしれない。たとえ火曜日のステージを飾るものがなかったとしても、いずれは出てくるだろうから、このリストを見ればFacebookが今すぐ改善できることが何かわかるかもしれない。

このリストには未来に重きをおいたサービスは含まれていない。もちろんFacebookは今でも画期的イノベーションによって人々を驚かそうとしているに違いない。しかし、現在彼らには、インフラストラクチャーの欠陥やビジネス上の不備、さらには保有するデータ群を活用する膨大な機会など、するべき仕事が控えている。

Facebook検索 — 企業、記事、人

Mark ZuckerbergはTechCrunch Disruptで、Facebookはすでに検索に取り組み中であり、友達のデータを活用することによって「サンフランシスコの良い寿司屋はどこか?」などの質問に答えるために同サービスが特に適していると言った。検索で得た情報はFacebookがユーザーのために役立てることもできる。また、Facebookの利益にとっても重要だ。なぜなら、人が何かを検索する時、それは購入の意志表示だからだ。Facebookは、何を買うかを決める直前のユーザーに広告主がアピールする機会を与えることによって、大きな利益を生めるかもしれない。

Facebookは、モバイルアプリで「付近の情報」[Nearby]機能を提供して、この方向に大きく前進した。地元企業検索を使えば、友達が薦めている場所を見つけられる。しかしこの機能はモバイルではタブの奥に埋もれ、ウェブには存在しない。付近の情報のウェブサポートや単体アプリがあれば、さらに利用を促進できるだろう。

友達やその他の人々の書き込みを検索することも、今は非常に厄介だ。Facebookはこれを改善し、さらにTwitter流のトレンディング・トピックスを追加することによってコンテンツ発見の新しい手段を提供できるだろう。

Facebook People Search

そして、人物検索である。Facebookは、ユーザーの友達や繋がりたい相手に関する詳細な情報を知っているにもかかわらず、人物検索機能はひどくお粗末だ。友達検索ブラウザーは、友達リクエスト画面の何層も下に埋もれていて、モバイルアプリには存在しない。このため、フルネームを知らない限り実生活の知り合いと接触することは非常に難しい。人々がこうした繋がりを強めるのを手助けすることによって、ユーザーをfacebookに縛り付け、さらに多くのコンテンツを配信してアクセスを増やすことができる。

現在の友達を探すのも大変だ。ある都市に行った時、そこに住む友達を探して連絡を取るのは簡単だと思うかもしれない。違う。Facebookは、見知らぬ他人と友達を混ぜて表示する。今の友達を並べ替える方法は、現住所と学暦と職場だけだ。つまり、一緒にコンサートに行こうとニューヨークに住むマンフォード・アンド・サンズが好きな友達を探す方法はない。同様に、寂しい時に自分の町に住む独身の友達全員を見つけることもできない。Facebookが人物検索を大幅に改善すれば、大きな収益化のチャンスは生まれないかもしれないが、サービス向上になることは間違いない。

タイムラインで記事を見つけやすくする

Timeline Navigation Yearsタイムラインはよくできているが、Facebookの中心的サービスの一つでありながら、使いやすさの点では不十分だ。

ついでに言うと、Facebookにはタイムラインのための検索エンジンが絶対に必要だ。過去の発言を、キーワードや場所や友達の誰がタグ付けしたかによって検索することは、ごく簡単であるべきだ。現在は、タイムラインを月別に見ていくしかない。これではお話にならない。もし、上司や他の物見高い人たちに恥しい過去を見られるのが心配なら、自分のタイムラインだけを検索できるようにすればいい。こうすることによって、見せたい人だけに情報を見せてプライバシーを守ることもできる。

検索以上に、デベロッパーから聞こえてくる不満は、非Facebookアプリでの行動が、どうタイムラインに反映されるのかを利用者が知らないことだ。ウェブやモバイルアプリで自分が何をしたかが、タイムライン上にもっとわかりやすく表示されるようになれば、今以上にFacebookをデジタルライフの中心と感じられるようになるだろう。

最後に、私はタイムラインが逆年代順表示にこだわりすぎていると感じている。お気に入りのリンクや写真や近況アップデートをトップに持ってこられればいいのにと思う。それらをまとめてタイムラインのカバー写真にするのでも、単に最新記事の上に表示するのでもいい。「いいね!」やコメントの多かった記事が上に表示されれば、自分のベスト記事を探しやすくなる。タイムラインに表示するものに自由にできるようになれば、プロフィールを見に来てくれた人たちに、自分の個性をより正確に表現できる。

友達の管理。気にかけていない人々を非表示に

何年にもわたって、多くの人々が本当の友達ではない人や、少なくとも今は友達ではない人たちを友達に追加してきた。そうなると、ニュースフィードには関係のない記事が溢れ、Facebookが身近に感じられなくなる。これは、Facebookにとって、PathやSnapchatなどのより親密なソーシャルネットワークやコミュニケーションアプリにつけ入る隙を与えることにもなる。

Facebookは、グループや友達リスト、マイクロシェアリングによるプライバシー制御などを導入して解決しようと試みてきた。グループは特定の話題やあらかじめ繋がっている人たちのためには使えるが、柔軟性に欠け、メンバーに加えたことが相手に伝わってしまう。友達リストは扱いが面倒な上埋もれすぎている。マイクロシェアリングは直感的でなく、容易に失敗するし、うっかり忘れてしまいやすい。

興味がないであろう相手を教えてくれて、一括して非表示にする(ただし友達から外さない)機能があればすばらしい。現在の一人ずつ非表示にしていく方法は面倒で判断がすべきことが多すぎる。Facebookは単に、記事にいいね!も付けず、チャットもせず、タグ付けもされず、近くに住んでもいない人々を教えてくれて、フィードから消させてくれればそれでいい。

友達の一部グループにだけシェアすることは、デザイン上難しい問題だが、より親密で興味深いコンテンツを少ない人数に対して頻繁にシェアさせる方法の存在を、ユーザーに思い出させる術はあるはずだ。、

Hide Friend From News Feed

自動車用Facebook

車が繋がろうとしている。少なくとも、CESでは多くの自動車メーカーが開発プラットフォームや新しいテクノロジーを発表した。現在車内でのFacebookといえば、個別のモバイル機器だが、FordとGMは何年も前から車体への統合を実験中だと言われている。

先週Facebookは専用メッセンジャーアプリに音声メッセージ機能を追加した。何に便利かと聞いたところ、Facebookがくれた事例の中に運転者のためのものが2つあった。

Facebook Driving Voice messages

一つは、メッセージやSMSをタイプする代わりに、ほぼハンズフリーで音声メッセージを録音して友達に送る使い方で、たしかに運転中に役立つ。もう一つは、道順などの長くて複雑なメッセージをテキストではなく音声で送るもので、運転者は前方から目を離して読むのではなく聞くことができる。FacebookはカナダでVoIPのテストも開始した。ここではメッセンジャーを使って電話番号を知らない友達と、通常に通話の代わりに双方向に対話が可能になる。運転者は走行中にこれを使ってチャットができる。

Facebookは、Fordの開発プログラム経由で自動車用Facebookメッセンジャーを出すか、Bluetoothシステムを使って車上システムに接続する方法を提供するかもしれない。匿名の未確認情報によると、Facebookはこれを開発中で、近々発表される可能性があるという。

コンテンツ種類別の個別フィード

ニュースフィードには、友達の近況からニュース、音楽、ビデオ等さまざまなコンテンツが入り混っている。しかし、これを消化するための認知的切替には多くの労力を必要とする。常に新しい発見があることは、広告を見せる機会を作るために高い滞在率を維持する上で重要だ。

コンテンツの分野毎に独自のフィードを作ることによって、気分に応じた発見ができるようになり、分野別広告の機会も広がる。

Facebookは2011年に音楽フィードを公開し、友達の聞いている曲がわかるようにした。数週間前のアップデート以降、「最近発売されたアルバム」や「好きなアーティストの新曲」も表示されるようになった。さらには、いいね!を付けたFacebookページのアップデートだけを表示する、専用Facebookページフィード機能も追加された。

Facebook Music Feed

Facebookは、このスタンドアロンフィードをデスクトップとモバイル向けに強化、拡張できる。業界筋によるとFacebookはモバイル用音楽フィードの開発要員を雇ったらしい。ウェブとモバイル両方に改善バージョンのフィードが出来れば、音楽業界にとって大きな広告機会が生まれ、新着アルバムやコンサートのチケットを有償で宣伝するかもしれない。
さらに大胆な発想が、ニュース記事、ヒデオ、Eコマース向けのスタンドアロンフィードだ。制約の厳しい旧プライバシー法が一掃された今、Facebookは友達がNetflixやHulu、Amazon Video等のサイトで何を見ているかのフィードを作ることができる。「ニュース」フィードは、CircaやPrismaticなどのサービスと競合し、Eコマースフィードは、サービス発見に関してPinterestに挑戦できる。モバイルでは、iOSおよびAndroidのすでに膨張気味のFacebookアプリのナビゲーション中のタブとして提供されるか、単体の「フィード」アプリに組み込まれるかもしれない。いずれにせよこれは、熱心な視聴者にアピールしたい分野の広告主たちを引き付けるだろう。

「ノート」を強化してTumblrに対抗

Facebookは、ブログ機能であるノートを、タイムライン導入以来事実上捨ててきた。ノートを使えば、複数のリンクや写真の入った長い記事を書くことができ、友達をタグ付けすることによって、自分のささやかな傑作を読んで欲しい人たちに通知することもできる。昔のプロフィールでは、タブや固定表示ボックスによって、ノートはもっと目立っていた。今や、タイムラインに表示される4つの項目の1つにノートが選ばれていない限り、公開後に友達が見ることは決してないかもしれない。

ここ数年、Tumblrが特にティーンの間で人気を博していることを考えると、これは大きな問題だ。FacebookがTumblrを買収すべきだと言う人もいる。しかし、もしFacebookがタイムライン上にノートの居場所を作り、簡単に公開できるようにして、他人のノートのリブログもできるようにすれば、高い金をかけて買収する必要はなくなるだろう。

Facebookのゴールは、あらゆるシェアの方法を提供することであり、一方ブログをする人は増えている。Facebookは、観客ゼロの別ウェブサイトでスタートしないよう彼らを説得しなくてはならない。シェアする友達のグラフはすでに持っている。

Facebook Notes

2人が一緒にいない時、最も生き生きとしたコミュニケーション方法はビデオチャットだ。Facebookはこの親密なやりとりを支配する必要がある。Skypeとの提携によって作ったビデオチャット機能はあるものの、17ヵ月間放置されたままで機能も必要最小限だ。日頃のacebookのす早い動きを考えると、これはばかげている。当初の約束にもかかわらず、グループビデオチャットも音声オンリーのチャットも未だになく、モバイルもサポートしていない。

その間に、Google Hangoutsは頻繁にアップデートを繰り返し、今やFacebookのはるか先を行っている。YouTubeへの直接ストリーミングは無理でも、スクリーンシェアやビデオの同時閲覧などを実現する方法はFacebookにもあるはずだ。もしメッセンジャーかモバイルのメインアプリにビデオチャット機能が追加されれば、Google+の連絡先だけでなく真のソーシャルグラフと繋がることのできる特徴を生かして、Hangoutsに対抗できるだろう。

Facebook Video Chat Skype

新しい広告チャンネル

Facebookが広告プラットフォームに変更を加える時、概して非常に静かだ。昨年2月に彼らは、Facebookマーケティング・カンファレンスを大々的に開催し、モバイル広告やリアルタイムマーケティングの展望や、ブランドページのタイムラインを発表した。しかし、それ以外の変更は沈黙のうちに、あるいは少数のマスコミに知らされただけで実施された。上場企業となった今、優れた広告を考えていることをウォール街に示すことができれば、発表イベントを機に$FB株価をIPO価格の38ドル以上に引き上げられるかもしれない。

Facebookが取り組んでいると言われているものの一つが、広告の自動ローテーションアルゴリズムだ。これは、何度も同じ広告を見せて無視されることがないよう、次々と新鮮な広告を見せるためのしくみだ。

現在Facebookが最も注目されている広告商品はFBXだ。これはクッキーを利用した再ターゲット広告システムで、ユーザーが最近閲覧したウェブサイトにある商品の広告を見せる。非常に関連性が高いため、ある意味でFBX広告は煩しさが少なくユーザー体験に良い(ただし不気味に感じる人もいる)。現在再ターゲットFBX広告は、ウェブ版のサイドバーにのみ表示されており、そこはFacebookで最も成果の上がらない広告ユニットだ。

How FBX Works Mid near Done

デスクトップのニュースフィード、さらにはモバイルニュースフィードへと再ターゲット広告を拡大することによって、大きな広告収入が見込める。Facebookはウェブとモバイルの間で統一したビューを提供しているので、ウェブでの行動習慣を使ってモバイル広告を打つという他のサイトには真似の出来ない手段をとれる。これによってFacebookは、モバイルへのシフトを広告業界のライバルたちよりも楽に乗り切れるかもしれない。

Facebookフォン(あるいは出すべきでないかも)

ここ数年間Facebookは、自身をモバイルのソーシャルレイヤーであり、iOSやiPhone、Android、その他のスマートフォンOEMのライバルではないと必死に主張しようとしてきた。しかし複数の筋が、Facebookは火曜日に携帯電話を発表すると予想している。もし彼らが自身で独自スマートフォンを作ろうとしたのだとすれば、それは恐ろしく高価な無駄遺いだ。殆ど知らないビジネスに大きく乗り出すには、会社が小さすぎる。

私の立場をはっきり言っておくと、Facebookは新しいオペレーティングシステムや独自のハイエンド携帯電話を作るべきではない。そんなことをすれば、ウォール街に見捨てられるだけだ。ちなみに私の内部情報筋はFacebookが今週電話機を発表するという話を一切聞いていないし、facebookに近い外部業界筋も否定している。Facebookは今年f8カンファレンスを開かなかったので、今週は大きな発表ではなく、これまでに蓄積された小さな発表なのかもしれない。

しかし、Facebookのモバイルハードウェアには大きな可能性が一てある。それは新興諸国だ。そこは次の10億ユーザーがいる場所だが、まず彼らをネットに繋がなくてはならない。この層の人たちは高価なスマートフォンには手が届かない。安い携帯電話のデータプランに払う現金すら持っていないかもしれない。彼らが使いたいのは、音声、テキストメッセージ、そしてFacebookだ。

Facebook Phoneこのソーシャルネットワークは、国際通信会社と組んでFacebook Zeroプログラムと似たようなしくみを提供できるかもしれない。Facebookフォンの利用者には無料あるいはごく低い料金でFacebookの基本機能だけを使えるデータプランを提供する。ニュースフィード、友達の追加、メッセージ、近況アップデートやもしかしたら低解像の写真も入るかもしれない。通信会社は広告の収益分配を受け取ったり、本物のデータプランへのアップグレードを薦める広告を表示できる。

この戦略によって、億単位の人々をモバイルとFacebookの世界に同時に招き入れることが可能になり、世界を繋ぐという同社の目標達成に近づく。Facebookフォンの噂は以前から山ほどあった。

しかし、MG Sieglerが昨日TechCrunchに詳しく書いた通り、火曜日には「Facebookフォンが来る」と叫び続けてきた人々が正しかったことが証明されるかもしれない。あるいはいつ日か。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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    気になるfacebook の進化。

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