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Webとモバイルの両方を同時に見ていく総合デバッガBugsnag, すでにLinkedInやCodecademyなども顧客に

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昨年、James SmithとSimon MaynardはモバイルゲームのHeyzapを去り(SmithはそこのCTOだった)、モバイルデベロッパの最大の悩み、すなわちデバッグを助けるサービスを立ち上げた。デベロッパがこれまでやってきた、不具合検出のための断片的なソリューションの数々を、一つに縫い合わせることを目的として、SmithとMaynardは、一つのダッシュボードからモバイルとWebの両方のアプリケーションをモニタし、エラーを調べることのできる、安価で総合的なデバッガサービスを立ち上げた。

そのBugsnagと名付けたサービスは、非公開ベータに入って3か月になるが、すでにファンが増えつつある。今ではLinkedIn、Storenvy、Codecademy、Treehouse、Svtle、Customer.io、DNS Simpleなどの有名サイトも利用していて、一日あたり平均80万件のクラッシュを調べている。そこで協同ファウンダたちは、そろそろ一般公開に踏み切ることにした。

今日から一般公開されるクラッシュ検出プラットホームBugsnagは、ユーザ企業が自社のWebおよびモバイルアプリケーションの診断情報を集めて、問題があればメールやSMSやチャットで迅速に開発チームに通知する。そのインテリジェントなダッシュボードの上でデベロッパは、アプリケーションのエラーをリアルタイムで視覚化でき、エラーの正確な場所を見つけたり、その原因や被害ユーザの数、問題を起こしたアプリケーションのバージョン、などを知ることができる。

同種のデバッガサービスとの差別化要因としてBugsnagでは、スタック全体をモニタしてWebとモバイル両方のアプリケーションのクラッシュを見る。この種のサービスにつきものの各種オプションはいろいろあるが、これまでのサービスには総合性がなかった。たとえばCrittercismは 、どちらかというとパフォーマンスの問題が中心で、AndroidとiOSとHTML5のアプリに限定している。またAirbrakeExceptionalなどは、Web専門だ。

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しかしSmithも言うように、“どこかで問題が起きたら自社のプラットホーム全体をチェックしたくなるのが企業の習性だ”。たとえばパフォーマンスの問題を解決したり、ユーザ体験の円滑化を図るためには、モバイルアプリのバックエンドのエラーも疑ってかかる必要がある。また、被害の大きさを知ることも重要だから、Bugsnagでは、そのクラッシュの影響を受けているユーザの数やエラーが起きているアプリケーションのバージョン を知ることができ、チャットや、既存のイシュートラッカーのチケットを使って、担当者に自動的に通知する。

現に、Bugsnagの初期採用者の中には、それをPivotal TrackerやJIRAなどのイシュートラッカーサービスと統合できることが、最大の採用理由だった、と述べる企業もいる。その統合によって技術的リソースの優先順を決めたり、またイシュートラッカーのチケット生成を自動化して既存のワークフローを円滑化できる。

コード中の、バグを起こしている行が正確に分かることと、被害ユーザの詳細が分かること。Smithによれば、この二大セールスポイントによってBugsnagのユーザはすでに2000を超え、その多くが有料のユーザだ。料金は最低が月額29ドルで、ユーザ数やプロジェクト数は無制限、エラーの通知とチケット生成、暗号化、6か月間のストレージとコードのデプロイメント調査、などが基本のサービス内容として含まれる。それ以上では、EC2ふうの従量制の料金になる。

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デベロッパには、起きた例外に関して複数のビューが提供される。例外(エクセプション)は、そのタイプによって、リアルタイムまたはグループ化して扱われる。また、コンテキストを理解するプラグインが(そのときのコンテキストとは無関係な)ノイズを排除し、また通知プラグインがメールやSMS(Twilio)、Campfire、Hipchatなどを使って通知を行う(通知APIを使って独自の通知方式を作ってもよい)。…というようにBugsnagはスタート早々からすでに、高いレベルの完成度に達しているようだ。

協同ファウンダたちによると、同社はすでに利益を上げており、当分のあいだは自己資本だけで行く。外部投資を仰ぐのは、今年の終わりごろだろう。今は14日の無料トライアルがあるが、同時に、本格的にテストしたい人には無料の“完全プラン”もある。本誌の読者25名が、ここで無料登録できる

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))