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あなたの顔がテレビのリモコンになるCube26のヴィジョンコントロール技術

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テレビを見ることのいちばん難しい部分は、カウチでだらしない恰好で長時間過ごしたあとにリモコンを見つけることだ。Cube26はそんな状況を、テレビや携帯電話やタブレットなどに強力な顔認識機能を持たせることによって解決する。それって、どういうこと? えー、つまり、テレビなどのデバイスが、あなたがそれを見たときに、あっ、今自分は持ち主に見られた、と認識し、ついでに同伴者も認識し、さらにしかも、あなたが部屋を去ると番組や通話やゲームを切る。

コーネル大学を出たSaurav KumarとAakash Jainが創業したCube26は、今はまだベータだが、ぼくが見たかぎりでは、複数のプラットホームでちゃんと動作する。たとえば、上に述べたような“トイレ休止”のほかに、今ユーザが電話で話していることを知って、ほかのデバイスを一時停止する。また、子どもの顔を認識して、コンテンツのフィルタ機能を働かせたりもする。

Kumarによると、“これまでのヴィジョンコントロール(視覚によるコントロール)は、機能が単一だった。手のジェスチャーを見てテレビをコントロールするとか、顔認識だけとか、ボディコントロールとか。ぼくらは、デバイスとの対話をできるだけ自然なものにしたい。たとえばデバイスの音量をミュートしたければ、特定のパターンのハンドジェスチャーを使う代わりに、単純に‘シーッ’と言ってデバイスを黙らせる方が良いだろう”。

同社は今、自己資本のみだが、数か月以内にOEMの顧客を見つけたいと考えている。候補の名前は挙げなかったが、彼らはCESの会場で自分たちの技術を製品に使ってくれそうな企業を探した。

視覚信号の種類や、その機能性を、事前にまったく特定しない“全方向性”が、彼らの企業哲学だ。

“自然なヴィジョンコントロールを実現するためには、ユーザからのありとあらゆる視覚信号を利用すべきだ。明示的なものだけでなく、暗黙的なものも含めて。信号の種類としては、プレゼンス(そこに居ること)の検出、体のジェスチャー、年齢や性別の判断、顔認識、視線追跡、手のジェスチャー、などがありえる”。

言い換えるとこのシステムは、何気(なにげ)ない自然な動きをコマンドとして理解しようとする。ユーザ側の意識的な動作が必要なKinectなどのモーションコントロール(動きで制御する)システムと違って、彼らのシステムはつねにじっと部屋を監視し、ちょっとした変化をとらえる。言い換えると、日常的な無理のない経験をユーザに提供しようとする。

ファウンダたちはMicrosoft主催のスタートアップウィークエンドに参加したことがある。共同開発に半年を費やし、マーケターたちのために目の動きをとらえるシステムから、デバイスの“もっと自然な”コントロールへと方向性を変えた。

デバイスが視覚を持って、それにより自主的に判断/動作する技術は、まだきわめて幼児期だが、今組み込みシステムの技術は急速に進化しているから、そのうち本当に“スマートな”〔smart, 知性のある〕テレビや携帯電話などが登場することは間違いないだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))