Google Nexusタブレットの売り上げ推計: Nexus 10は人気薄

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Nexusのタブレットデバイスの売れ行きに関して、明確な情報はなく、Google自身も具体的な数字を明かさない。でも業界の観測筋、とりわけBenedict Evansなどは、そのベールをこじ開けてNexusブランドの業界全体における売上ランクを知ろうと努めている。それによると、とくにNexus 10は、他と比べて影が薄いようだ。

このタブレットは、SamsungがOEMとして作り、昨年11月、iPad miniのあとを追うようにして発売された。Evansは、Androidユーザへのアンケート調査やGoogleの開発データなどからの推計として、Nexus 7の現用台数は約680万台、対してNexus 10はその約10%、68万台、という数字をあげている。

Evansも言ってるように、2012Q4の後半2か月という同じ時期に、iPad miniは1000万台近く売れている。また2013Q1における、(miniも含む)iPadの総売上は2290万台である。Evansの数字がそれほど正確ではなくても、Googleの大型タブレットが人気商品にならなかったことは、間違いないようだ。

Googleは、Nexus 10の次世代バージョンをすでに準備中だと言われる。CPUとGPUの性能がアップするらしい。でも、問題の本質は製品の品質ではない。品質を言うのなら、今のNexus 10も十分にすばらしい。とくに、そのほかの大型Androidタブレットと比較した場合には、確実にそう言える。

というか伝統的に、Googleの自己ブランドのハードウェア製品は、一度も市場の売れ線になったことがない。開発の動機がそもそも‘参照設計’(reference designs)であり、OEMパートナーたちに実装例を示すことだ。しかし最近では、Nexus 4のような、うんと安くて高性能なハードウェアが、一般消費者にも受け始めている。でもAndroidスマートフォンが消費者にとって分かりやすくとっつきやすい製品であるのに対して、10インチのAndroidタブレットはいまいち、彼らの明確なニーズに結びつかない。それはGoogleのNexus 10にかぎらず全般的に、消費者の関心が薄い。

Androidタブレットはまだ、成長路線に乗っていない。GoogleのNexusラインはその契機となる製品のはずだったが、でもGoogleが今後、とくにソフトウェアの方面で精一杯努力して、消費者に「これなら欲しい!」と思わせる製品を出さないかぎり、それは無理だろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))