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今、起こりつつあるAPIエコノミーとか何か?

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何という2週間だったろうか。しばらくの間くすぶって何かが起こった。API市場が爆発したのだ。IntelはMasheryを1.8億ドル以上で買収し、CAはLayer 7を買収した。3ScaleJavelin Venturesから450万ドルの資金を新たに調達した。MulesoftはProgrammable Webを買収した。そしてついにFacebookもこれに加わりParseを買った。

これらの買収や出資は、アプリケーション界に広がるAPIの遍在によって、ある市場が成熟しつつあることを暗示している。それは決して新しい市場ではない。この分野は過去数年間に構築されたAPIをてこにしてきた企業に埋めつくされている。むしろこれは、変曲点というべきだ。主要APIディレクトリーのProgrammable Webによると、現在APIは3万種以上ある。Javelin Venturesのマネージング・ディレクター、Noah Doyleは私のインタビューに答えて、アナリストらはAPI市場が今後5年間で5~10倍に伸びると予測していると語った。

こうしたAPIの規模拡大によって、魅力あるアプリとAPIを作るデベロッパーにとって好循環が生まれる。APIは分散データネットワークの一部となることによってアプリのリーチを広げる。そのAPIを使う人が多くなるほど、アプリ開発者はより多くのデータを生み出す。データの利用範囲が広がればそのサービスはAPIになる可能性が高まる。

Facebookは、新たなデジタル製品を送り出し続けるために新しいデータの流れを必要としている。Parseのような〈サービスとしてのバックエンド〉プロバイダーは、デベロッパーが基本データタイプや位置情報、写真などを保存するインフラストラクチャーにアクセスするSDKとAPIを提供する。どうやってFacebookがこのデータを利用するかは未だに疑問だ。しかしそれでも、ParseはParseプラットフォーム上でAPIを使用するアプリに育まれた活気ある安定データ源としての役目を果たす。今後このデータをどのようにパッケージ化、セグメント化し、その10億ユーザに対して効果的な広告を送り出すかを決めるのはFacebookだ。

APIは接着剤のようなもの

APIはインターネットの接着剤になる、とProgrammable Webのファウンダー、John Musserは言う。Musserは、Doyleと同じくこれを、モバイル端末の需要から生まれ様々な面で新しいクライアント・サーバーの役割を演じる新しい世代のAPIとして期待している。それらのアプリは、クラウドサービスでホスティングされ、モバイル端末に配信されデータを読み書きし、情報を送受し、API経由で互いにつながりあう。

第一世代では、MasheryやApigeeなどの会社がAPI管理分野の先陣を切った。Twitterをはじめとするウェブ企業が第2世代を形成した。第3の波では、IntelやCAといったエンタープライズ企業がこの大きな動きを察知し、ハードウェアとソフトウェアシステムをつなぐべく市場に参入した。

今やAPIの動きはアプリケーションや機械レベルの下方に向かっているとDoyleは言う。それは〈物体のインターネット〉が出現するレベルにまで来ている。あらゆるものがプログラム可能になり、データの送受信、統合、そして動作のトリガーが可能になる。

3Scaleが提供するAPI管理システムでは、デベロッパーがその上にロジックを作ることできるとDoyleは言う。これを使うとデベロッパーは、あれこれ手を加えることなく、APIにそのままデータセットやサービスを追加できる。

APIエコノミー

この動きの高まりは、Apigeeの戦略担当副社長、Sam Ramjiが提唱に一役買った用語、〈APIエコノミー〉を象徴している。Ramjiは、APIとAPIインフラに注目する人々の数はこの一週間で2倍になったかもしれないとメールに書いた。「APIを持っていない会社のCIOやCTOがニュースを読めば、こう自問するはずだ、『わが社もやらねば』と」

そして、彼らにとってAPIを構築するならMashapeWebshellなどのサービスを使う方が簡単だ。Doyleは、自ら立ち上げたKeyholeが買収された後の3年間をGoogleで過ごした。Googleでは、Google EarthとGoogle Mapsの開発に関わった。

「われわれは地図を軽量なJavaScriptとして公開した」とDoyleは言った。「一種の埋め込みコードのようなものだと考えた。クールですばらしいと思っていたが、あまりの普及の早さにショックを受けた。」

Google Mapsを広く利用されたのは、使いやすかったからだとDoyleは言った。デベロッパーが洗練されたアプリを簡単に作るしくみを組み込んでおくことは、今や最良の慣行だ。

複雑さは避けられない

しかし何もかもが簡単とはいかない。開発が複数のAPIにわたるにつれ複雑さが待ち構えている。MuleSoftはこの穴を、同社のAPIhubで埋めようと考えている。

先週私が書いたように、MuleSoftにとってProgrammable Webとの提携は、同社が〈APIのためのGithub〉と呼ぶAPIhubをProgrammable WebのAPIデータベースと統合し、関連市場でメディアの注目を集めるための好機だ。Programmable Webにとっては、同社のAPIデータベースをMuleSoft APIhubプラットフォームを使ってアプリを開発するコミュニティーへと広げ安定した環境を作り出すことができる。この統合プラットフォームによって、APIの組み込みを容易にしコミュニティーでの協業を促進できると同社は期待している。

アプリケーション・ライフサイクル管理(ALM)のインテグレーター、Tasktop Technologiesは、ソフトウェアのライフサイクル管理プロセスの中で異質なツール群を結び付ける、Software Lifecycle Integration(SLI)というオープンソースの取り組みを開始した。このプロジェクトはオープンソース・プロジェクトのEclipse-Mylynの一部となりM4と呼ばれている。

TasktopのCEO・共同ファウンダー、Mik KerstenはSLIについて、異なるツール間でのリアルタイム同期を可能にする汎用データメッセージバスとして機能し、コードに問題が発生した時にはすぐに対応できる、と評価している。APIエコノミーの発展と共に生まれてくるのが、下支えとなるこうした統合プラットフォームだ。過去2週間にわたる数々の買収と出資は、モバイル機器だけでなくわれわれの生活にある物事ともつながるアプリの開発を真に簡単にするためには、この複雑さを解決する必要があることを示唆している。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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