Facebookのデスクトップ広告売上、Q2の伸びはわずか0.69億ドル。加速するモバイルが2013年中に追い越す勢い

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〔この記事はAlex Wilhelm記者の執筆〕

昨日(米国時間7/24)Facebookは、2013年第2四半期のモバイル広告が全広告売上の41%を占めたと発表して周囲を驚かせた。第1四半期にはわずか30%だったものを、わずか3ヵ月間に1/3以上伸ばしたことになる。金額ベースでみると、Facebookのモバイル広告は同四半期にデスクトップ広告の4倍以上伸びている。

しかし、モバイル広告のこの成長も、過去の文脈に照らしてみると驚きもさほどではなくなる。2012年の第3から第4四半期にかけて、Facebookのモバイル売上は広告売上全体に対して9ポイント伸び。2012年第4四半期から2013年第1四半期にかけては7ポイント伸びた。昨日報告された11ポイントと合わせると、過去いくつかの四半期におけるモバイル広告の広告売上全体に占めるパーセンテージは平均9%ということになる。

ここから、基本的な予測が可能になる。Facebookは昨日の決算報告会見で、モバイル広告売上はいずれデスクトップを上回るだろうと言った。しかしそれはいつなのか? われわれには予測できる。もしモバイル広告売上が過去何回かの四半期の平均伸び率を続けるなら、Facebookは現四半期中にデスクトップ広告とモバイル広告から正確に同じ売上を得るようになる。

単純な計算だ。Facebookは昨期、モバイル対デスクトップが41対59だった。もしモバイル売上が、四半期中に ― 再び、平均通り ― 9ポイント伸びたとすれば、41+9は50で、残りの50%はデスクトップ広告売上だ。

そのまま同じことが続けば、年の終りには、逆転してモバイル売上が59%、デスクトップが41%になる。

もちろんこれは明らかに楽観的だ。甘すぎるだろうか。

あらゆる予言には必ずリスクが伴う。未来の市場はわれわれの視野の外にあり、今後もそうあり続けるからだ。それでも、ここで使っているモバイル売上の伸びの平均値は、直近の四半期よりも低いので、われわれは今後Facebookの業績が直近の四半期よりも低くなると予測しているわけだ。

そう考えると、予測も少し気が楽になる。グラフにするとこうなる。

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もしモバイル売上がそこまで強いのなら、デスクトップ広告売上はどうなるのだろうか?実は、Facebookのデスクトップ広告ビジネスは殆ど伸びていない。これは、Facebookのモバイル広告売上を総広告売上から引き算してみればわかる。ちょっと遊んでみよう。

  • Facebookの総広告売上は、2013年第1四半期には12.5億ドルだった。そのうち30%がモバイルだった。つまり70%はデスクトップから来ていた。12.5億の70%は8.75億だ。
  • Facebookの総広告売上は、2013年第2四半期には16.0億ドルだった。そのうち41%がモバイルだった。つまり59%はデスクトップから来ていた。16.0億の59%は9.44億だ。
  • 9.44億-8.75億 = 0.69億ドル。Facebookの数字が正しいとすれば、これがFacebookのデスクトップ広告ビジネスの、Q1とQ2の差だ。

大きい数字ではない。Facebookは、モバイルプラットフォームのパーセンテージが増えているだけでなく、売上増そのものが徐々にあなたの側のスマートフォンから来はじめている。

最後に金額で見てみよう。Facebookのモバイル広告売上は、第1、第2四半期の間にどれだけ増えたのか? よくぞ聞いてくれた。計算してみよう。

  • 2013年第1四半期、Facebookの総広告売上は12.5億ドルで、30%がモバイルだった。12.5億の30%は3.75億。
  • 2013年第2四半期、Facebookの総広告売上は16.0億ドルで、41%がモバイルだった。16.0億の41%は6.56億。
  • 6.56億 – 3.75億 = 2.82億。

つまり、Facebookのモバイル売上は第2四半期に2.82億ドル増えている。悪くない。総売上増加の75%ほどだ。そして、さらに重要なのは2.82億ドルという数字は、上で出した0.69億ドルの4倍以上であることだ。つまり、モバイル広告は金額ベースでは直近四半期でデスクトップの4倍以上の速さで成長している。

モバイル第一、たしかに。

トップ画像提供:Randy Lemoine

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)