庭で飛ばす手作り無人ヘリに超高精度(誤差1センチ)のGPSを載せたい人はPiksiに出資を

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GPSはほとんどの場合、あまり正確なツールではなくて、あなたの現在位置をだいたい数メートルの誤差で当てる。特殊な信号分析方法によって、その誤差を1センチ以内にまで縮小する技術が、Real Time Kinetics(RTK)だが、その実装製品は通常、一般消費者が気軽に手を出せるお値段ではない。Kickstarterに登場したPiksiプロジェクトは、オープンソースのソフトウェアとハードウェアを組み合わせることによって、無人機(UAV)のホビイストなどにこの、1センチ以内という精度を安価に提供しようとしている。

安価とはいっても、最初のお値段が500ドルだから、デパートのバーゲン品感覚ではない。しかもRTKの1センチという精度を得るためにはデバイスが二台必要だから、お値段は900ドルになる。しかしそれでも、これまでのRTK製品に比べると、はるかにお安い。

しかもPiksiの目的は手作りの無人機の編隊を無事故で飛行させることだけではない。ロケット工学のホビイストにとっても便利だし、航空写真に正確な位置タグを付ける、自動芝刈り機ロボットを作る、などなど、さまざまな用途がある。オープンソースのハードウェアはDIYの世界に浸透していくから、Piksiの用途はユーザの想像力に乗って無限に広がる。

RTKの技術的な詳細は相当難解だが、でもPiksiのホームページには一般向けの比較的分かりやすい説明がある。しかし、それをここで孫引きしてもしょうがないだろうから、なにしろそれは、とっても巧妙なサイエンスだ、とだけ言っておこう。

Piksiを作ったSwift Navigationはサンフランシスコのハードウェアスタートアップで、ファウンダのColin BeighleyとFergus Nobleはそれまで、Joby Energyという会社で商用のRTK GPSシステムを作っていた。Nobleはケンブリッジ大学で物理学の理学修士号、Beighleyはカリフォルニア大学サンタクルーズ校で電気工学の理学士号を取得している。二人とも過去数年、GPS関連の仕事をしていたが、2012年に自分たちの会社Swift Navigationを創業した。

Kickstarterの目標額14000ドルはすでに達成しているから、製品が作られることはもはや確実で、しかもデリバリは今年の9月を予定している。もちろん今からでも追加出資者となって、高精度GPSマニアのお仲間に加わることは可能だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))