マイクロソフト、ノキアのデバイス・サービス部門を買収

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Microsoftは米国時間9月2日夜、「Nokiaのデバイスおよびサービス事業すべて」を買収すると共に、Nokiaの特許をライセンスし、Nokiaのマッピングサービスを使用すると発表した。

取引総額は現金54.4億ユーロで、これは71.7億米ドルに相当する。デバイスおよびサービス事業の買収には、うち37.9億ユーロがあてられ、特許ライセンス契約は残りの16.5億ドルに相当する。

NokiaとMicrosoftは、去る2011年に提携関係を結んでいるが、今回は両社にとってはるかに重大な協業となることは間違いない。

また、契約の一環としてNokiaのCEO Stephen Elopは、同社の社長兼CEOを退き、Microsoftで「Nokiaデバイスおよびサービス担当執行副社長」の新役職に就任する。Elopは、近々空席となるMicrosoft指揮官の筆頭候補者と噂されていることから、これは未来のMicrosoftの経営リーダーを暗示する強いシグナルかもしれない。

同ニュースを発表するプレスリリースで、Microsoft CEOのSteve Ballmerは次のように語った。

これは未来への大胆な一歩だ ― 両社の従業員、株主、および消費者すべてにとってウィン・ウィンだ。すばらしいチームが一体となることによって、Microsoftの携帯電話のシェアと利益を加速し、Microsoftおよびデバイスとサービスのファミリー全体にわたって機会が増加する。Nokiaは、携帯電話のあらゆる価格帯における革新と強さに加え、ハードウェアデザイン、エンジニアリング、サプライチェーンおよび生産管理、さらにはハードウェアの販売、マーケティングおよび流通といった重要分野の優れた能力と人材をもたらしてくれる」

これは、われわれの知るNokiaの終りを意味しているように見えるが、現時点では同社は何らかの独立組織として前進しようと計画しているようだ ― ただし全く異なる戦略で。Nokiaの取締役会会長で、Elop退任後の暫定CEOを務めるRisto Siilasmaaは、リリースの中でこう引用されている。「これは重要な再発明の瞬間であり、わが社の財務的強みを生かし、次の章を構築していく・・・本契約は多くのNokia社員に対して、モバイル分野で成功するための戦略と財源を持つ会社の一員として将来の機会を与えるものだ」。

これは大きな影響を与える可能性のあるニュースであり、今後も本誌は追加情報、分析と共に続報する予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)