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QRコードはもう古い! 新電子チケット「ColorSync」は人間が色を見る21世紀のモギリ

QRコードでも紙のチケットでもない、全く新しい電子チケット方式「ColorSync」をイベント管理サービスのPeatixが開発した。言葉で説明しなくても、以下のコンセプト動画をみれば「なるほど!」と分かる人も多いかもしれない。

一目瞭然というのは、まさにこのことだ。仕掛けを説明すると、以下の通り。

イベント主催者側が用意したタブレットやスマフォなどの端末と、会場に入場する人々が手にしているスマフォに表示される色が、すべて1秒程度で同期しながら変化する。色は赤→青→緑→灰色などとランダムに変化するが、全ての端末がサーバにぶら下がる形となっていて、同じタイミングで同じ色を表示する。同一イベントなら色の変化は同期しているので、カラフルに変化する色の波間にある「仲間はずれ」(チケットを買ってない人)は、人間が見れば一瞬で分かるというわけだ。

QRコードのように1人ずつリーダー端末でチェックしなくても良く、特に入場者数の多いイベントで威力を発揮するのだと、開発したPeatix CEOの原田卓氏は語る。

「Peatixを立ち上げて2年半ほどチケットサービスをやってくるなかで、多くのイベントの現場を手伝ってきました。今はQRコードを使っていますが、30分間に何百人もの人を入場させなきゃいけないというような状況では、恐怖を感じることがあるんです」

QRコードでは、紙のチケットよりも「モギリ」が遅い。QRコードは電子的に発行できるため管理は容易だが、入場ゲートにリーダー端末を複数用意する必要があるほか、読み取りが上手くいかない場合にもたつくという問題もあるという。

「去年の秋、森高千里のコンサートの手伝いました。Webカムを箱に入れたようなQRコードリーダーを何十個も手作りしてるのですが、それを並べて5人で対応しました。でも、一気に何百人も来るのは、プレッシャーなんですよ。ちょうど日暮れの時間帯で、光の加減で読み取りがうまくいかないこともありました。手慣れたスタッフに聞くと、コツがあるというんですね。それを聞いて、これはダメだと思った。コツをつかまないとできないなんて、これはダメだなと」(原田氏)

3万人規模の音楽イベントではPCを12台、リーダーを12台用意したこともあるといい、QRコードによる運用に限界を感じていたという。

ColorSyncなら、何百人もの入場者が10人ずつ列になって並んでいるようなケースで、一気に会場に人を流しこむことすら可能だという。不正入場のチェックの精度は列幅などにも依存するだろうが、この辺は運用次第だろう。「これで、もぎる必要がなくなります。人間の目で見て分かるなら、そのほうが速いですし、紙のチケットよりも速くなります」。

NFCなどと違い、イベント開催側が特殊なリーダーなどを用意しなくても良いのもメリットだ。色が表示できる端末があれば何でも良い。入場ゲート全体を色で光らせる、といった演出のアイデアもあるそうだ。

変化する色を使うというアイデアにたどり着くまでに、文字やイラストも試したが、大勢の人がいてもパッと見て違うものを見つけ出すということでは色がベストだったという。ちなみにColorSyncは現在米国で特許を申請しているという。すでに、いくつかのイベントで実地で試したほか、国内のイベントで導入が決まっているものも複数あるという。正式な発表は来春を予定していて、「5年後にはみんなが使っている、というようにチケットを再定義したい」とPeatixは意気込んでいる。

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Peatix CEOの原田卓氏

リアルタイム性の高いWebSocketのようなプロトコルや、非同期処理を使って膨大な数のクライアントをさばけるNode.jsが流行しだしたのは、もう数年前。100台のPCで発表スライドの進行を同期させるというようなデモは数多く見てきたが、色情報を同期させて人間の目でそれを確認することでイベント参加者であることを判定するというアイデアがあったなんて、なんだかちょっとコロンブスの卵っぽいよね。

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