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バーチャルリアリティは役に立つ! プライベート映画館で映画の楽しみを取り戻そう

映画館に行くのが好きだ。実のところ、「かなり」好きだ。

ただ、映画館にいる人というのがどうも気に入らない。

昔むかし、両親は映画館では守るべきルールがひとつだけあるのだと話してくれた。すなわち「沈黙は金」ということだ。映画館というのは、映画好きにとっての教会のようなものであり、そのような場で他人の「祈り」を邪魔するような振る舞いをすることは「罪」であると教えられたのだ。「話をするなら出て行く」。それが絶対のルールだった。

いつの間にか、この単純なルールはルールでなくなってしまったらしい。

これまでと行く時間をずらしてみたりもした。あるいはマナー違反を感じた映画館とは別のところに行ってみたりもした。しかし何をしても、どこにいっても煩い「映画ファン」たちから逃れることはできないのだ。勝手に話しだし、仲間内の冗談を言い合う。携帯電話をいじくり、画面のあかりを周囲の人に浴びせかけ、映画館にいるんだなどという話をFacebookに書き込む。

今年は映画館に10回行った。そのうち9回で、少なくとも一人が、他の人の気分を悪くするような振る舞いをしているのに出会った。もうすっかり映画館に行くのが嫌になってしまった。

しかし、こうした状況を変えてくれるかもしれないものが出てきた。HD Oculus Riftを使って、ふたたび「楽しい映画館体験」を自らの手に取り戻すことができるかもしれない。

何の話かといえば、VR Cinema 3Dだ。これはなんと、映画館をシミュレートするものだ。Oculus Riftを使って、ヘッドセットで見るVR世界の中に映画館を構築してくれるのだ。もちろん無駄話をする客などはいない。割引チケットでやってきた映画に興味などないような連中もいない。実際には脳内に投影されるのだが、家の中にフルサイズの映画館がやってくるわけだ。

Riftを装着して、そしてお気に入りの映画を読み込む(読み込んだムービーは種類等によらず「movie.avi」の名前にしえとく必要がある。アプリケーションはまだβ版なのだ)。準備が整えば、バーチャル映画館の中で好きな座席を選んでスクリーンを見れば良い。映画館内のあかりは暗くなり、そして映画の上映が始まる。スクリーンを照らす光が、客席の方にも反射してくる様子は、実際の映画館と同じ感じだ。

もし座席が気に入らないようなときにはどうすれば良いか。単純に別の席に移動するか、あるいは座席を選ぶUIを呼び出して、席の選択をやり直せば良い。

わざわざ映画館をシミュレートするのは馬鹿馬鹿しいと感じるかもしれない。Riftのディスプレイにそのまま映画を投影すれば良いのではないかと考える人も多いことだろう。

しかし、一度試してみるとこの仕組に納得できる人も多いのではなかろうか。慣れた環境が、このバーチャルな仕組みを「リアル」に感じさせてくれるのだ。自分が使っている仕組みのことなどあれこれ考えず、すぐに映画に没頭できるようになる。実際の映画館と同様な距離感でスクリーンを眺めることにより、スクリーン上のものごとを把握しやすくなるのだ。

cinema 3d

さらに、これにネットワーク機能が搭載されれば面白い。たとえ実際にははるか遠くに住んでいても、友だちと隣に座って一緒に映画を鑑賞できるようになるのだ。しかも、その隣の友だちが無駄話を始めようものなら、さっさとミュート機能を使ってノイズを消すこともできるだろう。

Oculus Rift関連のデモはいろいろと試させてもらったが、今のところこれが一番のお気に入りだ。確かに視野全体を覆うゲームも面白いものではある。しかし自前の映画館を持てるとなれば、こちらの方がはるかに魅力的だ。

Riftをお持ちの方は、VR Cinemaの開発版(たいてい致命的なバグが残されている)を使ってみてはどうだろう。現在のところはウィンドウズ版のみが提供されている。

いったいどういうものなのだと、理解できずにいる人もいるかもしれない。もうちょっと長い説明ビデオを下に掲載しておこう。

(Rift自体をご存じない方に説明しておこう。同じ場面が2つ表示されるのは、右目と左目の両方にひとつずつイメージを写すためだ。Riftで見たとき、両眼でとらえたそれぞれの画像が脳の中でひとつに合成されることになる)。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


Product: Oculus Rift
Website: oculusvr.com
Company Oculus VR

The Oculus Rift is a new virtual reality headset that lets players step inside their favorite games and virtual worlds.

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