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ミクシィ朝倉社長が退任へ、「再成長を描ける人間にバトンタッチする」

ミクシィの社長に就任する森田仁基氏(左)と朝倉祐介社長

ミクシィの社長に就任する森田仁基氏(左)と朝倉祐介社長

ミクシィは13日、朝倉祐介社長が6月24日に退任すると発表した。朝倉氏は2013年6月、創業者の笠原健治氏を引き継ぐ形で社長に就任。わずか1年でその座を退くことになった。朝倉氏は会見で、ミクシィが構造的赤字から脱却し、事業再生フェイズから再成長フェイズに移行したと強調。「成長軌道を描くには、事業を担ってきた人間にバトンタッチするのが最適」と話した。今後はSNS「mixi」やスマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」を手がけた森田仁基執行役員兼mixi事業本部長が社長に就任する予定。6月以降、朝倉氏は顧問に就任し、「一歩引いた立場から再成長を支援したい」という。

朝倉氏は2011年10月にミクシィへ入社。2012年4月からは社長室長として事業開発・経営戦略の策定を担当してきた。その当時については、「身売りを検討していると言われたり、一部のブロガーからは『ミクシィは死ぬ』と厳しい指摘もあり、社内的にも機能不全の状態だった」と振り返る。

社長就任後は、2013年第1四半期決算で上場来初の赤字に転落。第2四半期決算では通期業績予想を下方修正し、営業損益が16億円の赤字に転落すると発表していた。しかし、250万ユーザーを獲得するモンスターストライクや、M&Aで取得した結婚支援事業が好調に推移したことを受け、13日には通期の営業利益予想を2億円の黒字に上方修正している。13日に発表した第3四半期決算では、2012年度第1四半期から続いていた売上減少が反転。「ゲーム事業を除いても構造的赤字から脱却した」とアピールした。

売上と営業利益の推移

売上と営業利益の推移

2013年6月の社長就任時の心境としては、「ノーアウト満塁からマウンドに行ってこいと言われた感じだった」と表現。自らの実績については、「2015年までは苦しい状態が続く予想だったが、1年分前倒しすることができた。ピッチャーとしての責任はまっとうできたのでは」と評価した。自身の実績に点数を付けるとしたらという質問に対しては、「何点に抑えられたんでしょうね」と明言を避けた。

13日の会見には森田氏も出席し、「私自身、経歴を見るとゲーム事業に関わっているイメージが強いが、私が目指しているのはつながりを加速するサービス。例えばモンスターストライクもみんなでコミュニケーションを活性化するサービスはなんだろうね、というところから始まっている。必ずしもゲームに軸足を置くわけではない」として、新たな経営陣が一枚岩になって舵取りをしていきたいと意気込みを語った。

森田氏の経歴

森田氏の経歴

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