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インターネットに本物の人生の“新鮮な出会い”をもたらしたい–FuturefulがRandomに改名してAIエンジンをパワーアップ

Skypeの協同ファウンダJanus Friisが投資しているAIによる予測的発見エンジン(predictive discovery engine)Futurefulは、昨年8月にも本誌は取り上げたが、今回、名前とインタフェイスを一新することによって、同社の信条である意外性に富むWeb閲覧の基本的な側面、すなわちランダム性を、一層強調する方向に進化させることにした。

このiOSアプリの新しい名前は、文字通りRandomとなる(Androidアプリも準備中)。

FriisはMediumに投稿した記事で、デジタルの世界には意外性を注入することがきわめて重要だ、と力説している。彼が指摘する今のインターネットの問題点は、いわゆる’フィルターバブル‘と呼ばれる現象だ。ソーシャルネットワークや、ソーシャルに選択加工されたニューズフィードなどが、ますますコンテンツの提供形式を同心円的に閉じた、村社会的な手淫パーティーに頽落させ、自分たちの‘慣れ”や‘好み’に即さない意外なもの、思ってもみなかったもの、これまでとは違うもの、などなどを排斥し、オンライン時のわれわれの意識に風穴を開けることを、拒むようになっている。たとえば個人化(パーソナライゼーション)を行うフィルタは、その人を、これまでの彼/彼女が知らなかった新しい世界や新しい感覚に誘うことを、絶対にしないのである。だからこそRandomは、インターネットの日常的な利用に‘新しさ’というものを持ち込もうとするのだ。

Randomは必ずしも、その名のとおり完全にランダムではない。コンテンツを推薦するときに、ユーザの過去の行動を参考にする。しかしFuturefulはあまりにひどい名前だったから、それがなくなって惜しむ人はいない。

しかし、ユーザの過去を参考にしても、その学習アルゴリズムは提案の中にランダム性が注入されるよう、設計されている。そのことを強調したいからこそ、Randomという名前に変えたのだ。

FuturefulからRandomへの変化

Randomと、その前のFuturefulとでは、まずインタフェイスが相当違う。Futurefulの動的なブラウジングバブルは、iPadの発見表示器的なインタフェイスからの進化だった。しかし、名前を変えたことの意味を強調するためには、インタフェイスの刷新がどうしても必要だ。

“何がいちばん良いかを、確かめたいんだ。わかりやすくて、意外で新しいものを楽しく探求できる方法を探り当てたい”、と協同ファウンダのJarno Koponenは言う。

“AIによるWeb探検は、もっとわかりやすくて、親しみやすくて、楽しいものでなければならない”。

動的なブラウジングバブルはなくなり、複数のトピックを表すモザイクに代わった(上図/下図)。その個々の板をタップすると、複数のニュースソースからこのアプリが拾ったニュースの記事が出る。

Random

トップバーをタップすると、その記事は消える。Randomは、同じ記事を二度は見せない。

さらに内部的には、AIとUIのフィードバックループが改良され、その粒度が細かくなった。

“UXはシンプルになり、AIがいつでも活動している状態になった。今のUXなら、ユーザの無意識…不合理な自己…から浮かび上がってくるものをマッピングできる。何と何が合うか合わないかを、ユーザが考えなくてもよい。ユーザは単純に、好きなもの、興味のあるものを指定していくだけでよい(一見互いに無関係なものでもよい)。それが、個人の関心を理解するための、うち独自のやり方だ”。

Futurefulのブラウジングバブルは、ユーザがセレクトするアイテムからトピックのクラスタを作り、そこから記事を選んだ。Randomはこの過程を取り去ったために、もっとランダムな感触が生まれている。トピックのモザイクがあらかじめ提供され、一回のタップでユーザをコンテンツへ連れていく。

“全体として、ユーザの認識負荷を下げることができた。ユーザは、複数の選択を組み合わせたり選んだりする必要がない。うちのAIがクラスタ化や組み合わせをユーザに代わってやる。だから複数の選択は、心の中にあるだけでよい。それを表現する必要は、なくなった。トピックを選んで探検していけば、以後の仕事はAIがする。ユーザの関心は長期(再起間隔が長いもの)と短期(事象や現象への関心)の両方を斟酌する”、とKoponenは述べる。

“ある意味でRandomは、ユーザの心の拡張になった、と言える。世界に関するユーザのマインドマップを複製して、ものごとの結びつきをとらえる。

Koponenは、Randomに既製品のカテゴリがないことを強調する。むしろ、ユーザが自分の個人的なカテゴリを生成するのだ。このアプリの中でタップして、いろんなものを選ぶこと、選ぶ順序によって。

と、ここまで読んでもピンとこない読者が多いと思われるが、とにかくこのアプリは、自分で使ってみないとよく分からないだろう。私がニューバージョンをダウンロードしてアプリを開くと、中国のAndroidOEM Xiaomiというトピックが提案された。

それをタップしたら、私が前に読んだことのある記事を取り出してくれたが、でもこのアルゴリズムが、私が関心を持つと思われるものを見つけたことは確かだ。

Random

Randomが提案するトピックが気に入らなければ、モザイクの空欄をタップして、別の提案を出させるとよい。

こんどのインタフェイスはルックスは良いけど、言葉と言葉の結びつきなどはユーザが指定せずにAIが考えるから、ランダム性がより激しくなったような気がする。その処理はとても速いから、ユーザがそれに対し前のめりになることはない。でも今後アルゴリズムが徐々に賢くなり、提案がより適切になると、自分のアシスタントとして欠かせないもの、と感じるようになるかもしれない。

使いやすさの点でも、前のバブル(泡)よりは、今度のモザイクの方が大きくて見やすい。写真を入れることもできる。そうするとFlipboard的なルック&フィールになるが、わざとそうしたのかもしれない。ユーザに、発見のアルゴリズムよりは動的な雑誌としてRandomをイメージしてもらうために。

Randomはユーザ数をまだ公表しないが、Koponenは“伸びているけどまだ少ない。インタフェイスと名前を変えたのも、成長のペースを上げたいからだ”、という言い方をしている。

“ユーザが、自分の人生/生活に欠かせないもの、と感じるような体験を作り出したい。今のWebは、あらゆるものがソーシャルで動いているが、だからこそRandomのような新しいパラダイム…意外性、予期せぬ出会い、予想もしなかった新方面への自己の成長…が、これまでの行動のエコシステムに入り込むことが必要なのだ。

しかし、前述のフィルタバブル(フィルタの氾濫によるインターネットの矮小化)の危機は、ユーザ自身にもある。複数のトピックの中から選択を迫られたら、以前と同じ選択をして、自分のうさぎの穴に再び落ち込むかもしれない(私が前と同じXiaomiの記事に出くわしたように)。しかしこの問題も、Randomをもっと使い込めば、浮上してくるコンテンツの幅も拡大して、自然に解決していくのだろう。

収益化に関しては、Koponenは“今はそれどころじゃない”、と言う。目の前に、もっと重要な課題があるのだ。

“今われわれが全力を傾注しているのは、AIによるWeb探検を、誰もが楽しめるものにすることだ。毎日のように、改良を重ねている。まだ誰も、最終解には到達していない”。

“投資家たちは、われわれの大きなビジョンを信じている。人間を取り巻く情報やコンテンツへの、次世代的なインタフェイスを作りたいのだ。明日のデジタルデバイスを動かすUXとAIが、さらに、未来のオペレーティングシステムがそこから芽生えて育つ種子になるだろう”。

〔余計な訳注: 私は初期も今も、Facebookの友だち(friends)や、Twitterのフォロワー/~イーという概念が、すっごく嫌い!キモチワルイ!〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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Hitoshi Anatomi
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