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続々と参入者が増えるキッズ向けウェアラブル。Tinitellは簡単電話+GPS機能に特化

デバイスメーカーにとって、すくなくともここしばらくは「ウェアラブル」が注目すべきバトルフィールドとなる。Tinitellも、子供向けのウェアラブルフォン+GPSトラッカーを投入してきた。最新の技術を用いて、子供の手首に装着できるようなサイズにおさめたプロダクトだ。

製作したのは昨年設立されたスウェーデンのスタートアップだ。10万ドルの資金調達を目指してKickstarterキャンペーンを展開している。資金を調達して来年4月からの出荷開始を目指している。本稿訳出時点で24日のキャンペーン期間を残して7万4千ドルほどを調達している。

Tinitellはそのサイズのみでなく、操作方法についてもコンパクトにうまくまとめられているようだ。デバイス自体にスクリーンはなく、物理的なボタンで操作するようになっている。電話をかける相手は音声認識で選択するようになっている。

たとえば「ママ」といえば、予め「ママ」として登録しておいた相手が通話相手として選ばれる。もちろんボリュームキーを押すことで、リストから電話相手を選ぶこともできる。選んだ相手を表示するスクリーンはないので、音声にて現在選択されている相手を通知してくれる。

ちなみに音声認識は、完璧に発話を認識する仕組みではなく、予め録音しておいた音声ラベルとのマッチングを行うものだ。これにより、さほど処理能力の高くせずとも機能を実装できるようにと工夫しているわけだ。

通話相手リストの追加を行うにはTinitellのウェブサイトないしアプリケーションから行う。こうした仕組みにより、子供が誰と通話できるかを親の側で設定できるようになっているわけだ。また、現在の場所を地図上に表示することもできるようになっている。

通話網へは2G GSM SIMを介して接続している。搭載しているバッテリーは、一回の充電で1時間の連続通話を行うことができる。あるいはスタンバイモードならば1週間はもつのだそうだ。子供たちといえば外で乱暴に遊ぶこともあるわけで、防水および防塵設計ともなっている。

「他の子のお父さんと話すうちにTinitellのアイデアを思いついたのです」とファウンダーのMats Hornは言っている。「子供が外で遊びたいと言ったときに、携帯電話を持たせていないことが気になったのだそうです。その子は以前携帯電話を失くしてしまったことがあり、それで親のスマートフォンを貸すのもどうかと感じたようです。ちょうど料理をしていて、子供と一緒に外に行くこともできませんでした。結局子供は部屋でiPad遊びをしていたのだそうです。それはちょっと残念なことだと感じました」。

「自分が子供の頃を思い出すと、外で遊ぶことが何より好きでした。その当時のことを思い出してみて、子供用のシンプルな携帯電話というものがあっても良いのではないかと思ったのです。いろいろな機能を付け加えることは必要ないと考えました。スピーカーとマイク、そして簡単に通話でき、そして自分の場所を通知することができれば良いと考えたのです」。

Hornは子供向けのシンプル携帯電話の市場には大きなチャンスがあると感じているようだ。もちろん彼もいろいろと「子供向け」を主張するデバイスがあることは承知している。しかしたとえばTinitellは「ウェアラブル」であり、その面だけでも通常のデバイスと比較して優位性をもつのだと主張している。確かにウェアラブルであれば、うっかりなくしてしまう可能性を多いに減らすことにはなるだろう。GPS機能の面でみても、Loccaなどのような無骨さがないのもまた魅力となり得ると考えているようだ。もちろん、こうした「優位性」がTinitellの市場獲得に繋がるのかどうかはまだわからない。

確かにウェアラブルというのは「カンブリア大爆発」の現代版になりそうな気配もありそうに思える。ウェアラブルを投入するさまざまな企業が便利さを強くアピールしていもいる(もちろんRufus Cuffのようなデバイスをみて「そりゃないわ」と感じている人もいることだろう)。

Tinitellは、ウェアラブルの将来に、そしてとくに子供用のウェアラブルの将来に賭けているわけだ。この分野には将来性があると考えているところは他にもある。たとえばMoffという腕輪型ウェアラブルも、子供たちの遊びジェスチャーにサウンドエフェクトを加えることで多くの子供たちに使ってもらえるはずだと考えている。GuardianというBluetooth LEを使った位置情報トラッキングのためのウェアラブルもある。これもまた子供の居場所を通知するためのツールとして登場してきたものだ。

子供用ウェアラブル全体でみたとき、コストも普及に関わる大きな要因となるだろう。TinitellはKickstarterの初期割引で99ドルの価格を提示している。こちらが完売となれば、価格kは149ドルとなる。「安価」であるとはいえない価格だ。

Horn曰く、Tinitellの開発には個人資産を投じ、そして足りない部分は借金で補ってきたとのこと。2013年にはスウェーデンの最も大きなアントレプレナーシップコンペティションのひとつで賞を獲得してもいる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

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コメント

Ichiro Mizoguchi
『家にいることを感知したらスリープして電池を節約する』はなかなかいいアイデアですね。猫飼ったことない…
Kenshin Fujiwara
手前味噌ですが、フォローアップ記事書きました↓関西で米国式のアクセラレータを立ち上げみて学んだことh…
Guest
手前味噌ですが、フォローアップ記事書きました↓http://kenshinfujiwara.com/…
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