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今週のまとめ―AppleがDr. Dre買収か? 時代はやっぱりガジェットへ

AppleがDr. Dreヘッドホンを3200億円で買収か―その狙いは?

Apple、ヘッドホンのBeatsを32億ドルで買収へ(FT紙報道)

日本時間(以下同じ)5月9日、AppleがBeats Electronicsを買収するとFinancial Timesが報じた。FTによれば買収価格は32億ドル。今のところ公式に確認はされていないがテクノロジー産業、音楽産業に大きな反響を呼んでいる。

Beats Electronicsはベテランのラップ・ミュージシャン、Dr. Dre(ドクター・ドレー)と音楽プロデューサー、レコード会社会長のJimmy Iovine(ジミー・アイオヴィン)が」2000年に設立した会社でDr. Dreブランドのヘッドホンが若い層を中心に爆発的な人気を呼んでいる。2013年の売上は13億ドルと報じられている。

Dr. Dre自身が「ヒップホップ・アーティストで最初のビリオネアになる」などという内容のビデオをYouTubeにアップロードしているところからみてかなり確度は高そうだ。

Appleには膨大な手持ちキャッシュがあるから資金面ではもちろん何の問題もない。しかしAppleがヘッドフォン・メーカーを買収する狙いについてはまだたしかな情報はないようだ。John Biggs記者もなぜAppleはBeatsを欲しがるのかという記事で「われわれがまだ〔その狙いを〕知らないだけである」と告白している。

一方、Apple、光学手ぶれ補正をiPhoneの「超高解像度」写真に応用する特許を申請した。これは素子を微細に動かし、個々の画素の直径の半分程度ずらして連続写真を撮り、独自のソフトウェアで合成することで物理的な画素数の2倍程度の解像度が得られるというものらしい。素子のコントロールにきわめて高い精度が要求されるが、将来実用化されればカメラ産業へのインパクトは大きいだろう。

ジョブズがソニーを尊敬していたことはよく知られている。その遺伝子が残っているとするならAppleはオーディオ、ビジュアルの総合家電メーカーになることを目指しているのかもしれない(Beatsの買収はガジェットよりも音楽ストリーミングに関するノウハウが目的だという観測もある)。

TechCrunch Disrupt NYもガジェットが元気

5月6日から5月8日にかけてTechCrunch最大のカンファレンス、Disruptがニューヨークで開催され、テクノロジー業界の有名人が結集した。

Disrupt NY:マリッサ・メイヤー、「Yahooの時価総額は過小評価。未来は明るい」

YahooのCEO、Marissa MayerはTechCrunchのファウンダー、元編集長のMike Arringtonと対談し、Yahooの株価は「過小評価されている」と力説した。Yahooの時価総額からAlibabaとYahoo! Japanの持ち株の価格を差し引くとほとんどゼロになってしまう。順調に利益を出している巨大企業の本体価格がゼロというのは不合理だが、Yahoo経営陣の長年の混迷に市場がいかに嫌気していたかを示すものだ。Mayerの就任で市場の期待が戻れば株価も上昇するだろう。a

Appleは2020年に没落, 3位の座も無理–USVのFred Wilsonが大胆予言

一方、 Twitter、Tumblr、Foursquare、Kickstarterなどへの投資で知られるベンチャーキャピタリストのFred WilsonはAppleの将来に悲観的な見方を示した。「今後ハードウェアはますます、ブランド品ではなくジェネリックなコモディティ(commodity=無印日用品)になっていく。今Appleがクラウドでやってることは、どれも良くない。彼らがデータやクラウドについて真剣に考えているとは、思えない」というのがその理由だ。Beatsの買収が事実なら、Appleはますますハードウェアに集中していく戦略を取ると言えそうだ。東京オリンピック開催の年にAppleはどうなっているだろうか?

WilsonはDisrupt New Yorkで最優秀スタートアップに選ばれたデータベースサービスのVurbについても「水平(全般)検索)はおもしろくない。垂直(特定ジャンル)検索はテクノロジーの可能性を制限する。1994年以来私はその(検索サービス)のジレンマを解決しようとしてきたが成功していない。これは最低な問題だ。きみらも成功しないだろう」と辛口のコメントした。〔ビデオの20:43あたりから〕

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TechCrunch Disrupt:Minkはどんな色味のカスタム化粧品でもその場で作れる3Dプリンター

今回のDisruptでいちばん注目を集めたのは女性連続起業家Grace ChoiのMinkだろう。Choiによれば化粧品の原料はきわめて安く、どのメーカーも同じようなものを使っており、単にそれを混ぜあわせるだけで非常に高い値段をつけているのだという。3Dプリンターの大きさはMac Miniくらいで、素材は大手メーカーが使っているものとまったく同じ。大手メーカーが使っているのと同じ原料なので安全性にも問題ないという。下の記事でColleen Taylor記者が詳しくインタビューしている。

550億ドルの化粧品産業に挑戦するMinkのCEO Grace Choiにインタビュー, それは女性が強くなるための武器だ

3Dプリンタでピストル製造男が逮捕

日本で3Dプリンターでピストルを製造した男が逮捕―何で作ろうと銃は銃

茂木経済産業大臣は「現時点では新たな規制は考えていない」としたが、警察庁はこれを機に何らかの規制をしたい考えのようなのが気になる。銃を製造するなら大きなホームセンターで売っている旋盤やルーター、ドリルなどの電動工具の方がはるかに効率的。何か新しいことが起きればすぐに規制という江戸幕府のような考え方ではわが国は衰弱するばかりだ。

滑川海彦 Facebook Google+

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コメント

xiaoqin9850
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