動画学習サービスの「schoo」が刷新、起業や英語など4分野をカリキュラム化

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スクーは6月2日、オンライン学習サービス「schoo」をリニューアルし、「学部」制度を導入した。

schooは、オンラインで生放送の授業をストリーミングするリアルタイム動画学習サービス。現在ユーザー数は8万人ほどで、外部の「公認団体」によるコンテンツも含めて、毎月150本程度の授業が提供されている。平日夜にも関わらず、4000人が視聴する授業もこれまでにあったという。schooを運営するスクー代表取締役の森健志郎氏は、「月次に提供できる授業数が増えれば、ユーザー数が増えるという形ができあがっている」と現状について説明する。法人向けのニーズも高まっているとのことで、オフラインで開催されるセミナーのリプレイスをしたいとった相談もあるそうだ。

また3月に東京⼤学 知の構造化センターが主宰する全学教育プログラム「東京⼤学 i.school」の学習コンテンツを無料公開し、5月には法政大学キャリアデザイン学部の2科目13授業を無料公開するなど、コンテンツプラットフォームとしての役割も広げつつある。

今回導入する学部は、カリキュラム化された生放送やこれまでの録画授業を1つの分野でまとめることで、その分野に関する知識をひと通り学べるようになるというものだ。schooでは、これまでにも起業をテーマにした授業が多く存在しているが、このカリキュラムをこなすことで、「法律や規約」「資金調達」「メンバーの採用」「ビジネスモデルの構築」といった「起業を検討し始めたときから、シリーズ A の資金調達を完了できる起業家になるまで」に必要なスキルが身につく、というところを目指すという。6月上旬には同じ学部所属者とコミュニケーションをとることができる「グループ機能」の試験運用を開始するほか、一定の学部所属者が集まった時点で、リアルイベントも開催する予定だ。

すべての生放送と一部の録画は無料だが、月 2 コマ以上の録画を受講する場合には、月額 525 円のプレミアム会員登録が必要となる。僕は創業時からスクーの取材をさせてもらっているが、実はこれまで、同社はマネタイズについてあまり明言してこなかった(現状3%程度のユーザーがプレミアム会員だったとは聞いている)。しかし今回の学部導入について話を聞いた際、「ここまで来たらマネタイズが見えてきた。現在の学部よりさらに高度なスキルを学べる学部を新設して有料サービスにしたり、広告を導入したりできるのではないか」と、初めて森氏から話を聞くことができた。ただしまずは冒頭で紹介した法人対応を優先するとのことで、有料の学部設置などはそのあと検討していくそうだ。

設置する学部は「スタートアップ」、「WEB デザイナー」「グローバルビジネスパーソン」「キレイ女子」の4つ。これまでも授業のテーマとしてきた起業やウェブデザインといった分野以外に、ビジネス英会話や女性向けメイクといった分野のコンテンツを集めていく予定だ。1つの学部の学習時間は30〜50時間程度になる予定だという。

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