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Amazon、Prime会員向け音楽ストリーミングを開始―地味なスタートは意図されたもの

今日(米国時間6/12)、AmazonはPrime会員向けのAmazpn Primeという音楽ストリーミング・サービスを開始したが、当面、Spotifyなどのライバルが恐れるに及ばないようだ。Amazonの新サービスにユーザーをさらわれる心配はまずないだろう。提供される楽曲は100万曲と少なく、半年以内の新曲はない。またUniversalのアーティストは含まれない。それに加えてユーザー・インターフェイスは恐ろしく古臭い。しかしAmazonは「Prime会員に馴染みがあるデザインにした」のだという。

Amazonの音楽ストリーミングはSpotify、Rdio、Beats Musicなど人気のストリーミング・サービスとはまったく異なるUIだ。 これは既存のダウンロード販売のページに単にストリーミングのオプションを付け加えただけに見える。ライバルのサービスがクリックひとつで無数の曲を聞き始めることができるのに対して、Amazon Primeでは無料の楽曲を探し、ライブラリーに加えてからでなければストリーミングが始まらない。

ところがこのデザインは意図したものなのだという。

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Amazonのデジタル音楽担当副社長、Steve Boomは今日、私の取材に答えて「われわれはPrime Musicを現在のAmazonの顧客をを念頭に置いてデザインした」と語った。つまりAmazonを利用する消費者はスーパーマーケットの通路を往復して好みの商品を探し、カートに入れて家に持ち帰るようなユーザー体験に慣れているのだという。

このUIはクリックすると即座に曲の再生が始まり、アルゴリズムによって選択された曲がその後に続くRdioなどのUIとは対照的だ。

Boomは音楽ストリーミングの主流のサービスについて「われわれはクローンを作るつもりはない」 と述べた。SpotifyとRdioが提供する楽曲は共に2000万曲を数えるのに対してPrime Musicは100万曲にすぎない。またUniversalの曲はまったく含まれない。

「もしわれわれの目標が(Spotifyなどの)クローンであるなら楽曲数が少ないことは大問題だろう。しかしわれわれの目標はそこにはない」とBoomは言う。

Prime Musicの一見地味なスタートはPrimeインスタントビデオのスタートを思い起こさせる。Amazonがインスタントビデオをスタートさせたとき、Netflixのライバルになれそうにはとうてい思えなかった。しかし6年後の現在、ことにHBOのコンテンツを追加してからは、Primeインスタントビデオは最良のビデオストリーミング・サービスと言ってよいと私は思う。

Amazonは現在主流となっているストリーミング・サービスと競争するつもりは全くない。Boomは「調査してみたところAmazonの顧客は複数の音楽サービスを利用していることがわかった。Prime MusicはPrime会員が使い慣れたインターフェイスで無料の音楽コンテンツを提供するのが目的だ」と語った。しかしPrimeインスタントビデオの成長を考えれば、Spotify、Rdio、BeatsもAmazonのPrime Musicに油断しない方がいいだろう。しかし大きな成長を望むならPrime Musicのユーザーインターフェイスはやはりなんとかしなければなるまい。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

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