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研究結果:殆どの人はネットいじめを止めに入らない

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1964年、キティー・ジェノベーゼという女性がクイーンズのキューガーデン地区で刺されて死亡した。彼女は助けを求めて30分以上叫び続けたが、通行人や近くのアパート住人たちは彼女の願いを無視した。襲撃時に犯人は変装していた。彼女はその傷が原因で死亡し、当時専門家は傍観者たちの不作為を「ジェノベーゼ症候群」と呼んだ。

オンライン世界はジェノベーゼの悲劇ほど切迫した状態ではないが、最近OSUの最新研究によると、彼女の名前が残された傍観者効果が、未だに強く生き続けていることは明らかだ。調査はチャットルームで対話をする学生221名を対象に行われた。そこではいじめが生まれ、グループ内の他のメンバーをひどくなじった。「虐待に気付いた学生のうち、直接介入したのはわずか10%で、ネット上でいじめに立ち向ったり被害者を助けたりした。

もちろん、このいじめや被害者は研究の一部(サクラ)であり、目的はチャットルームの他の人々の反応を得ることだった。

「結果に驚くことはなかった」と、筆頭著者でオハイオ州立大学大学院生のKelly Dillonは言った。「他の多くの研究結果も、いじめを見た傍観者が介入に消極的であることを示している。この結果に私は人間として失望しているが、科学者としては驚いていない」

リリース文によると、いじめはオンライン調査開始3分後に始まった。

「われわれはサクラに例えばこんなことを言わせた、『アンケートにも答えられなくてよく大学入れたね?』」とDillonは言った。「その後さらに攻撃的になって、被害者にこう言った『自分で考えろ』」。

3分が過ぎ被害者が別の質問をすると、再び台本通りのいじめが始まった。台本では被害者は無礼に対して一切を反応しない。

後に、被験者の約68%がチャットウィンドウでいじめが起きていることに気付いたと答えた。そのうち10人に1人が直接介入し、半数以上(58%)はいじめを非難した。例えば「少しは助けてあげたらどう?」などと言っていた。反応した人の1/4はいじめっ子を罵り「君は敗者の匂いがする」などと言った。

明るい話はあるのか? ある。実験終了後、被験者の70%が匿名レビューの場でいじめを報告あるいは非難した。これは、参加者たちがいじめに立ち向かいはしなかったが、再び起きないよう努力を試みたことを意味している。

これはネットいじめの被害者にとっては、慰めにならない慰めだが、希望があることも確かだ。ネットいじめはますます多くなり、現実的な、しばしば悲劇的な影響を与えている。調査の後、Dillonは被験者に感想を聞いた。

「多くの学生が、いじめに対応したかったが、何をすれば良いかわからなかったと答えた」とDillonは言った。「誰もが時折そうする。誰もがある時点で傍観者になる」。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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