メッセージング中毒を治してGetRealで人と実際に会いなさい

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【抄訳】
テクノロジのトレンドという振り子の揺れは、何年も前からよく報じられている。この揺れがあるかぎり、たとえばリアルタイムメッセージングアプリの今の大人気が、その逆の動きに火を着けるだろうことも、ほぼ確実だ。つまり人と顔と顔を付きあわせて実際に会うことを奨励するのだが、それにも、奇妙なことにアプリを利用する。

たとえばイギリスのデートアプリrendeevooは、Tinderのかったるさに対抗すべく、実際に会うよりも前のIMはできないようにした。そうするとそのアプリは、相手をOKするか断るかを決めるための単なるインタフェイスになってしまう。

ほかにもそんな例がある: ローンチしたばかりのiOSアプリGetRealは、相手が実際にそばにいる状態で長時間過ごすことを求め、メッセージングへの依存を減らそうとする。

ただしGetRealのターゲットはデートだけではなく、いろんな人の、いろんな場所における、いろんな理由によるお近づきを支える。ふつうのネットワーキングでも、会議を目的とするネットワーキングでも、ご近所の人をよく知りたいという欲求でも、デートの相手探しでも、旅先でコーヒー友だちを見つけることでも、目的は多々様々何でもよい。

こんな、位置を軸とするネットワーキングアプリは前からあるが、Tinderのようなデートサービス(や一般的なソーシャルネットワークであるTwitterなどでさえ)の人気が、特定の年齢層のアプリユーザやテクノロジマニアなどの人たちを条件付けしてしまい、デジタルでちょっと会話した後は、知らない人とでも会う、というパターンが定着している(出会い系行動パターンの一般化)。GetRealはそれを一歩も二歩も進めて、アプリによる事前の対話を制限し、プロフィールの写真やステータスを見る程度に止(とど)める。そしてお互いのコンテキストを増強するために、二人がほかのソーシャルサービス(Twitter、Facebook、LinkedInなど)でコンタクトしていることがあれば、そのことも表(おもて)に出す。それも、近づけ努力の一環だ。

GetRealを立ち上げると、お近くにいるほかのユーザが表示されるので、会ってみたい人がいれば、地図上で会う場所を指定してリクエストを送る。ちょっとしたメッセージも添える。リクエストを見たユーザは、30分以内に、会う・あとで会う・断るを決める。

まだローンチして間もないから、ネットワーク効果でユーザが広がることは期待できない。作者のArnaud Meunierは元Twitterの技術者で、2010年にTwitterがTwitoasterを買収したとき会社と一緒にTwitterに入り、2014年にGetRealを作るために辞めた。

彼は2か月間、約200名のユーザでGetRealをテストしたが、場所がニューヨークとサンフランシスコだったので、人材探しや技術系の話題で利用されることが多かった。彼自身はもちろん、もっとふつうの人たちに、日常的なさまざまな出会い目的で使われることを期待している。たとえば営業マンなら、“そこのスタバでコーヒーおごりますから、私の話を2分間聞いていただけませんか”的な使い方ができるだろう。その意味では、LinkedInユーザのためのTinderと言われるNetworkrや、ランチ友だちを見つけるLet’s Lunchなどにも似ているが、GetRealの方がずっと簡素だ。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa