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Amazon、Amazon For Businessを強化して年内にもB2B版プライム会員サービスを立ち上げか

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先週、AmazonはAWSの四半期売上が16億ドル近くあり、利益が2.65億ドルもあったことを 明らかにした。しかしAmazonのB2B事業はクラウド・コンピューティング・サービスに留まってはいないらしい。TechCrunchが情報源から聞いたところによると、AmazonはB2B向けサプライ事業を大きく強化しようと準備中だという。現行のAmazon for Businessに会員向けの多数の新機能を付け加えることにより、登録ユーザーはいわば「ビジネス版プライム会員」となるという。

Amazonから説明を受けた情報源によれば、新サービスの提供に伴って、企業や研究機関向けの資材、工具、機器などを販売する既存のサイト、AmazonSupplyは終了するという。

別の情報源によれば、AmazonSupplyの終了は今年末で、その業務は拡大されたAmazon for Businessに移管される。これは2012年に 靴とアパレルのeコマースのEndlessサイトを終了してAmazon本体のファッション・カテゴリーに統合したことを思い起こさせる。

AmazonSupplyがAmazon.comに統合されるという情報は、他でも囁かれているようだ。他の市場、たとえばインドでは、AmazonはすでにB2B向けサプライ・サービスをAmazon for Businessから実施している。

サービスのブランドがどうなるにせよ、Amazonにとっては大きな事業の柱になっていくだろう。Forbesの記事によると、前回の国勢調査でアメリカにおけるB2C小売業の市場が4兆ドルだったのに対して、B2B資機材販売市場は7兆3000億ドルだった。Amazon自身、B2B事業の求人ページで、「われわれの目標はありとあらゆる物資を供給して文明の再構築を助けることだ」といささか野心的な宣言をしている。

ビジネス向け「プライム」サービス―実際にどういう名前になるかは不明―に登録した企業にはさまざまな特典が与えられるという。会員向け特別価格、大口購入割引、特定の資格を必要とする物資、機器(たとえば人称された病院や研究機関のみに販売される薬品など)の販売)などが考えられている。消費者向けアイテムに表示されるプライム・バッジと同様、B2B版プライム会員が特典を受けられるアイテムには色ないしバッジでその旨表示されるという。

消費者向けプライム・サービスの例からすればビジネス向けプライム・サービスも順次特典が拡張、追加されていくことは容易に想像される。Amazonはすでに消費者向けプライム・サービスで翌日、同日配達のロジスティクス・ネットワークを確立している。規模の経済を考えると、このネットワークでB2Bの配送にも拡大すれば、運営はさらに効率化されるはずだ。

現在、AmazonはAmazon for BusinessとAmazonSupplyを並行して稼働させているために、新機能を追加するときにデベロッパーは2つのバージョンを開発しなければならない。情報源によればこの他にもさまざまな非効率に遭遇しているという。またどちらのサービスも、Amazonの事業規模からすれば、十分な普及を見せていない。

強化されたAmazon for Businessが消費者向けプライム・サービスのもっとも重要な特徴、つまり会費を徴収することになるのかどうかは不明だ(現在のAmazon for Businessは無料)。企業ユーザーの客単価は一般消費者に比べてはるかに大きくなるはずだから、わずかな会費を課さず無料にすべきだという考え方もあるだろう。【後略】

われわれはこの件に関してAmazonに問い合わせ中だ。新たな情報が得られればアップデートする。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+