Tristan Walkerは、シリコンバレーにダイバーシティを浸透させるため、5000人の少数民族の学生にリーチする

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今朝のTechCrunch Disrupt NY で、Walker & Co.のファウンダーであるTristan Walkerが、シリコンバレーにダイバーシティを浸透させたいと話した。そして、5000人のアフリカ系とラテン系の学生にCode2040 のプログラムを通じてリーチする計画であると話した。

Foursquareの元役員でCode2040の共同ファウンダーである彼は、前述のWalker & Co.も経営している。Walker & Co.は、有色人種のための健康や美容関連のプロダクトを提供するスタートアップだ。彼らの最初のプロダクトBevelは、縮れた、あるいはパーマがかった毛質を持つ人用のカミソリだ。

Walkerは、少数民族の苦悩を知っている。彼は、ニューヨーク市の評判が芳しくない都市部の地域、ジャマイカクイーン地区の南側で育った。しかし彼は14歳の時、テストの成績が良く、奨学金を得て学生寮に移ったことをきっかけに人生が大きく変わった。Walkerは、ロックフェラー家といった、世界でも裕福な家庭を接することができ、恵まれた環境の中で教育を受けることができた。

次の6ヶ月でこの問題を良い方向へ持っていく方法についての話は多くありますが、時間が充分ではありません

Walkerは大学を卒業後、ウォール街へと向かったが、そこでの富を追い求める文化に嫌気が差したという。シリコンバレーで同年代の人が活躍している話を耳にし、そこで財をなそうとシリコンバレーに向かうことを決意した。「若い時、掲げていた目標はひとつだけです。成功を収めて、可能な限り裕福になることです」とWalkerはTechCrunchの記者であるKim-Mai Cutlerにステージ上で話した。

Walkerはまず、スタンフォード大学に向かい、そして後にFouraquareのビジネス開発を率いることになった。Ben Horowitzのアドバイス、そしてa16Zで起業準備プログラムに参加したことが後押しとなり、自分の会社を立ち上げるに至った。

Walkerは現在、世界のテクノロジーの中心地が抱えるダイバーシティの問題に真剣に取り組んでいる。今日のステージの内容もこのことが主題だった。Code2040は、たった5名から始まったプログラムだが、今では35名から40名ほど参加するようになり、参加者の90%が仕事のオファーを受けるようになったと、Walkerはその成功を強調した。

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TechCrunchの記者Kim-Mai Cutlerが、Walker & Co.のファウンダーTristan WalkerとTechCrunch Disrupt NY 2015で対談している様子

 

Walkerは、年内にWalker & Co.で新しいプロダクトをローンチする予定であると話した。ダイバーシティを尊重し、少数民族のそれぞれの個人に見合ったものを届ける予定だそうだ。

「私たちは、素晴らしいプロダクトとサービスを作り続けます。それらはパーソナライズされたものにしていきます」と彼は話した。また、健康と美容プロダクトであるBevelも品揃えを豊富にし、女性用のプロダクトも増やしたいと話した。

Walkerは、少数民族のSTEM(科学技術教育)やシリコンバレーでの起業を後押しする方法について話した。最初にすべきことは、この問題の認識を広めることだが、それには時間がかかると言った。

「次の6ヶ月でこの問題を良い方向へ持っていく方法についての話は多くありますが、時間が充分ではありません」と彼は言った。認識を広めた後には、何故その問題が存在するのかを理解することが重要だと話した。何かを根本から直すには、暗黙の内にある偏見を認識する必要があるが、それには政府、そして民間企業の協力が必要だと言う。

「上にいる人はテクノロジーを下にいる人たちとは全く違う方法で用いています」とWalkerは言う。「経済のデジタル化が加速して、もうアナログではなくなるのなら、私たちは助けが必要な所に手を差し伸べるためにできることをすべきです」と話した。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter