Skypeの元従業員が仮想ホワイトボードDeekitをローンチ

次の記事

日本のSoftbankがアメリカ最大の投資…リアルタイムイベント探索BanjoのシリーズC $100Mをリード


随分と前から注目されていた分野で、今ではスタートアップが乱立し、常識が覆ってきたが、それでもSkypeは長年に渡り、どのリモートワークを行うチームのツールの中に必ず存在し続けてきた。

Skypeの元従業員がオンラインコラボレーションにおける問題に取り組むのは、自然なことなのだろう。プライベートベータだったDeekitが本日公開された。Deekitはリモートで働くチームメンバーが一緒に仕事ができる、仮想のホワイトボードだ。

エストニアのタリンに拠点を置くスタートアップのファウンダーでCEOのKaili Kleemeierは、以前Skypeでオペレーション部門を率いていた。彼女と三人の同僚は、インターネット通話における大企業を2012年に去り、一年かけてリモートのチームが必要としていることを調査した。最終的に行き着いたのは、新しい仮想ホワイトボードを作ることだった。KleemeierがSkypeにいた時、突発的の問題に対応するため、リモートで技術チームと仕事をしていた経験から生まれたアイディアだ。

「リモートのチームメンバーと仕事をする上で、乗り越えなければなりないことがいくつかあります。文化の壁や言語の壁、同じことでも違う言い方をしていたり、別々の場所にいる各人の持つ情報を共有するといったことです」と彼女は話した。

「しかし、対応は早くしなければならないので、全てのことを早く行う必要があります。説明や問題解決を早急にしなければなりませんが、同時にそれらは明快でなければなりません。ここでの経験から、私たちのチームは、効率的に協働する方法について綿密に調査しました」。

そして解決方法の一部として、ホワイトボードを復活させた。ただし、どのHTML5のブラウザからでもアクセスできて、専用のモバイルとタブレット用のアプリもある。「Deek」はロマニー語の言葉で「見る」という意味だ。「Deek and you shall see(見れば、理解できるだろう)」と言うように、百聞は一見にしかずという考えを表している。

「シンプルな会話でも、複雑な問題解決、知識の共有やブレインストームする際には効率的ではないのです」とKleemeierは話した。「例えば、開発者が設計上の変更を議論する際、まず最初に用いるのはホワイトボードでそれが自然なのです。シンプルなボックスや矢印で、伝えたいことを数分で説明することができます。このようなことは、デザイン、セールス、チームの作業プロセス、プロダクト計画など、たくさんの場面にも当てはまります」。

text tools

Deekitのアプリは、描画ツールとテキストの追加といった、ホワイトボードアプリに期待する機能が全て備わっている。また、横にノートを追加することもでき、コラボレーションを促すアプリになっている。どこにいようと、リアルタイムで仕事を共有できる。ボードは共有することも、将来振り返るためにアーカイブすることもできる。

Kleemeierと彼女のチームは、その他にもテンプレートの提供に力を入れている。シンプルなデザインのテンプレートでは、さらにどのように用いると効果的かというガイドも提供している。例えば、ビジネス計画をホワイトボードで議論する方法や、プロダクトロードマップのブレインマップを作る方法といった内容だ。

templates

ただ、仮想ホワイトボードは全く新しいアイディアではない。この分野の競合には、RealtimeboardStormboardMurallyといった企業がいる。法人向けのコラボレーションアプリである、 ConfluenceSharepointも競合だ。

「多くの法人向けソフトウェアは、使いこなせません」とKleemeierは競合についての質問にそう答えた。「ツールやボタンが多すぎると、それらを選んだり、使いこなすことに注意が奪われてしまいます。Deekitを設計する時、そのようなことが起きないようにしました。Deekitは、シンプルで明快なデザインを採用しています。何が必要か考えなくても、すぐに操作ができるようになっています。必要な時に欲しいツールを提供し、それ以外の時は邪魔にならないようになっています。ユーザーが取り組んでいるタスクやアイディアについて話し合うことに集中できるようにです」。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter