VerizonがTechCrunchの親会社AOLを44億ドルで買収―CEO、ティム・アームストロングが展望を説明

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このニュースはわれわれもさきほど知ったばかりだ。TechCrunchの親会社、AOLはアメリカの大手キャリヤ、Verizonに買収されることとなった。Verizonのプレスリリースによると、AOLを1株あたり50ドル、総額44億ドルで買収するという。以下、AOLのCEO、ティム・アームストロングからの社内メモの内容を紹介する。

この買収により、AOLはVerizonの子会社となり、Verizonのコンテンツおよびモバイル・ビデオ部門を担当する。Verizonの同部門はAOLに移管される。

「(AOLの)買収により、VerizonはLTEおよびオーバーザトップ(ブロードバンド・インターネット)によるビデオにこれまで以上に注力していく」とVerizonはプレスリリースで述べた。

デスクトップやモバイルなどさまざまなフォーマットのオリジナルコンテンツに加えて、AOLにはVerizonのビジネスに適合する資産がある。

AOLはプログラム化広告ビジネスを構築してきた。現在プログラム化広告はAOLの自社サイトとサードパーティーの双方で運用されているが、この部門はAOLでもっとも高成長の収益事業部門となっている。Verizonはウォルト・ディズニー傘下のESPNのような有力パートナーと提携してプログラム広告事業のさらなる拡大を図り、同時にAOLのコンテンツ・サイトの配信先を大きく拡大することが考えられる。

VerizonにメリットをもたらすAOLの事業の一つとして、まだかなりの収入源となっているダイアルアップビジネスがある。AOLは前四半期だけで、ダイアルアップ事業で1億8260万ドルの売上を計上している。

この数字は対前年同期比で7%ダウンしているものの、新規投資ゼロで運営されている。また会費収入(ダイアルアップ契約を含む)はAOLの営業利益の過半を占めている。Verizonはダイアルアップの顧客をブロードバンドその他の現代的な接続に転換させることができるだろう。これはAOL独自では困難だった。

実は今年に入ってすぐ、VerizonがAOLに関心を抱いているという噂が流れた。このときVerizonは ただちに否定したものの、結局、非常に強い関心を抱いたことが明らかになった。

AOLの会長兼CEOのティム・アームストロングは先ほど配信された社内メモで、「この買収により、われわれはVerizonの子会社となり、AOLの現在の事業に加えて、Verizonの既存のモバイルおよびビデオのコンテンツ事業を引き継ぐ。この買収によってわれわれの(世界最大のメディア企業を目指すという)戦略に変化はない。 sむしろ、大きく強化される。この買収により、われわれのコンテンツ・ビジネスは配信チャンネルが大きく拡大され、広告の掲載先も広がる。またモバイル優先の戦略もさらに徹底される」と述べている。

今回の買収でVerizonはAOLの資産すべてに長期的にコミットする意思があるのか、それともある時点でVerizonの戦略からみて適合しない資産を切り離すことになるのかという疑問は残る。

AOLはこの後全社員ミーティングを予定している。新情報があればおって報告する。

ティム・アームストロングは買収完了後もAOL事業部の責任者として留まる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+