Appleが新設した「Chief Design Officer」にJony Iveが就任

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AppleのJony Iveは、何十年にも渡り、Appleのイノベーティブでユニークな製品デザインを手がけてきた天才だ。彼はAppleでの新しい役職「Chief Design Officer」に就任した。シニアバイスプレジデントから昇格し、後任の製品デザインのリーダーにはRichard Howarthが、ユーザーインターフェイスのリーダーにはAlan Dyeが就任した。

Iveは今回の昇格により、実際のデザインプロセスにより多くの時間を割くことができるようになる。新しいチーフレベルの役職に就いたIveはTelegraphにそう伝えた。事務作業やマネジメントの仕事の多くを彼の後を継ぐ2人に託し、UI(ユーザーインターフェイス)とID(製品デザイン)の統括と、世界中の小売店の店舗デザインを直接見ることになるという。

Leander Kahneyが執筆したIveの人生とAppleでの仕事についてのから、イギリス生まれのこのデザイナーは、ビジネスの事務的な要素に取り組むよりデザインプロセスにおける創作活動に注力することを好む人であることが読み取れる。またIveはAppleを象徴するプレスイベントでもステージには立たないことは良く知られている。他の役員が紹介した製品のデザインプロセスを動画といった形で紹介し、会社が提供する製品の魅力を伝えることが多い。

IveはTelegraphに対し、これでもっと自由に動くことができると話した。Appleが自社製品を検証し、見た目と使い心地を磨き上げるための施設である秘密主義のCupertino Labだけでなく、他のAppleの重要拠点に足を運ぶ予定だと言う。例えば、IveはAppleの建設中の先進的なデザインの本社、Campus 2に深く関わっている。多くのプレスはこの社屋を地表に着陸した「宇宙船」だと表している。

製品デザインの新しいバイスプレジデントに就任したHowardは、過去20年間に渡りIveと仕事をしてきた。彼は、当時から新しいiPhoneとMac製品のデザインを支える主要メンバーだった。Dyeは、元々Appleのマーケティングとコミュニケーション部門で仕事をしていたが、Iveのチームに異動し、ユーザーインターフェイスのデザインをソフトウェアチームと開発する役割を担うようになった。Scott ForstallがAppleを去ったこと、そしてiOS7の開発の開始に関わったことが転機となった。Dyeは、Apple Watchのユーザーインターフェイスを作った主要メンバーであり、Wiredの記事では製品のローンチ前に彼の仕事内容について伝えられた。

Telegraphのインタビューと9to5Macが入手した従業員への通達メモ から、IveはAppleの全てのデザインにおいてより大きな影響力を持つことが示されている。Iveのデザインを行う時間を奪っていた、他の仕事の部分をDyeとHowardが担うことで、Appleの成長に必要不可欠だったIveの本来の役割を果たすことができるようになるだろう。

Appleは彼の役割の変更について、TechCrunchに対して以下のメッセージを送った。

Jony IveがAppleに新設されたChief Design Officerに就任したことをお伝えします。この新しい役職において彼は、既存のデザインプロジェクト、新しいアイディアと今後の製品のデザインに注力することになります。Jonyの日々担っていた、マネジメントに関連する仕事は、長期に渡り共に仕事をしていた製品デザインのVPとなるRichard Howarthと、ユーザーインターフェイスデザインのVPとなるAlan Dyeにそれぞれ引き継がれます。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter