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フランスUberのトップ2人、違法タクシー営業の容疑で逮捕―先週のUber車焼き討ちと関連か

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フランスUberのCEO、Thibaud SimphalとヨーロッパUberのゼネラル・マネージャー、Pierre-Dimitri Gore-Cotyの2人がパリで逮捕された。このニュースを最初に伝えたのはAFP だった。警察は2014年11月からUberを対象に捜査活動を開始しており、去る2015年3月にはフランスUberのオフィスが家宅捜索を受けている。

逮捕された2人の容疑は2つあるとされる。一つは違法なタクシー営業。Uberはアメリカ始め多くの国でこの容疑で捜査されている。 Uberの社名は当初UberCabだったが、正規の免許を受けたタクシー会社からの強い抗議により、 2010年に社名をUberに変更することを余儀なくされた。

第二の容疑は、フランスUberがデジタル情報を隠して捜査を妨害したというものだ。3月に警察が家宅捜索を行ったときに、あるべき情報の一部が発見できなかったらしい。

今回の2人の幹部の逮捕は表向き先週起きたタクシー運転手の暴動と関係があるとはされていない。タクシー運転手はUberの一番安い営業、UberPOPの営業中止を求めて大規模な抗議行動を起こした。運転手は70台の自動車を襲い、一部をひっくり返して焼いた。 しかし二つの事件の間にまったく関係がないと考えるのは無理があるだろう。

ちなみにUberPOPは2014年2月 にフランスでスタートしたが、アメリカでいうUberXに相当するサービスだ(紛らわしいことに、フランスでは、UberXはアメリカのUberと同等のサービス)。UberPOPではタクシー運転手その他の免許なしでドライバーなら誰でも客を乗せて営業できる。

多くのタクシー運転手がこれを不正な競争であるとみなして激しく抗議してきた。UberPOPはブリュッセルオランダ、そしてFranceで営業を禁止された。

数ヶ月前からフランス警察はUberPOPのドライバーを摘発し罰金を課している。しかしその罰金はUberが肩代わりしてきた。最近フランスUberは中小都市にもUberPOPの営業を拡大していた。

このことが先週のUberPOPへの過激な抗議活動のきっかけとなった。ベルナール・カズヌーブ内務相はタクシー運転手組合の代表と会見し、警察にUberPOPの取り締まりの強化を命じた。現在200人の捜査官がUber取り締まりに投入されているという。フランソワ・オランド大統領もUberPOPに用いられた車は没収されるかもしれないと警告した。ただし没収措置が今後実際に広く取られるのかどうかは不明だ。

まだ裁判所の命令が出ていない段階で行政機関ができることには限界がある。先週木曜、 CEOのThibaud SimphalはBFM TVのインタビューに答えて、「裁判所yが営業禁止の命令を出すまではUberPOPのサービスを続ける」と述べた。現在でもアプリを開くと車両が見つかる。

アップデート:われわれの取材に対してUberは2人の逮捕を確認し、捜査に全面的に協力している旨コメントした。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+