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雇用・退職や会社設立の面倒を「マキトリ」、Bizerがバックオフィス業務代行を拡充

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バックオフィス支援サービスを提供するスタートアップの動きが活発だ。中小企業のバックオフィスサポート事業「Bizer(バイザー)」を展開するビズグラウンドは7月1日、バックオフィス作業を代行する「会社運営のマキトリ」および会社設立作業を代行する「会社設立のマキトリ」の2つのサービスを開始した。

Bizerでは定型的なバックオフィス業務について、必要な情報を入力するだけで文書を作成したり、テンプレートに従って作業するだけで総務や労務、経理の処理を行えるバックオフィス作業の支援サービス「会社運営のダンドリ」を2014年12月より提供している。今回発表された「会社運営のマキトリ」はこのダンドリで必要な作業をBizerのコンシェルジュが代行してくれるというもの。資格が必要な文書作成や届出などに関してはBizer認定の士業が代行するという。

会社運営のダンドリで用意されているタスクは多いが、「マキトリ」で対応可能なのはサービス開始時点で「従業員の雇用」と「従業員の退職」の2つのみ。例えば雇用の場合、内定者に対するヒアリングをBizerコンシェルジュが代行し、ヒアリングの結果を元に認定士業が役所向けの文書を作成、提出まで行ってくれる。出勤簿や賃金台帳に加え、各種届出の控えがユーザーに納品される仕組みだ。

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Bizerは月額2980円(税込)で使い放題というのが売りだが、マキトリは1件あたり2万円(税別)の費用がかかる。ユーザーの企業にとって初めての雇用だった場合などは別途手続きが発生するため、5000〜1万円程度金額が上乗せされる。トライアルの結果では、これらの作業は平均20時間程度かかっているため、そこをゼロにできることは特にバックオフィスの体制ができあがっていない企業には有利だとビズグラウンド代表取締役社長の畠山友一氏は語る。

また、同時に提供を開始する会社設立のマキトリでは、必要事項を入力すれば、申請書類を役所に貰いに行って提出するところまで士業が代行してくれる。書類作成にかかっていた15時間に加え、提出にかかる5時間を節約できるという。

6月末にはfreeeが会社設立に必要な書類を無料で作成するツール「会社設立freee」を発表したし、マネーフォワードも「MFクラウド創業支援サービス」を発表するなど、非常に競争が激しいサービスだ。freeeもマネーフォワードも本業であるクラウド会計サービスの利用を促すため、会社設立からの支援を行っているといっても過言ではない。

会社設立のマキトリは、Bizerの会員であれば無料で利用できる。競合サービスでは手数料がかかる電子定款の作成も無料で対応するとのこと。「このサービスのみでは完全に足が出るが、起業したユーザーに決算申告代行サービスなどを使ってもらいうことで収益に繋げたい」(畠山氏)。実際に足を運ぶ作業であるため現在は都内23区限定だが、ゆくゆくは全国展開を検討しているという。また会社運営のマキトリと会社設立のマキトリを含め、「今後1年間で1000個のイベントの『マキトリ』を目指す」(畠山氏)という。