サムライ投資先のParklifeは駐車完了時刻が分かる駐車場検索アプリ

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サムライインキュベートがイスラエルのrighTuneCyberTigerに出資したことを先日伝えたばかりだが、7月にも新たに10万ドルをParklifeというイスラエルのスタートアップに投資したことを明らかにした。Parklifeは駐車スペースの検索サービスを提供している。通常、車のナビは目的地までの「到着予定時刻」を予測するが、駐車スペースを探したり、駐車するまでに要する時間を予測したりすることはできない。Parklifeは目的地から最も近く、低コストで利用できる駐車スペースを検索し、「駐車予定時刻」とそこから歩いて目的地に到着するまでの時間も予測する。今回、TechCrunch JapanはParklifeのCEOであるZachi Flattoにサービスの仕組みと今後の展望について聞いた。

ParklifeはZachi Flattoが2014年1月に立ち上げたスタートアップだ。Parklifeの駐車スペースの検索エンジンについてFlattoは、「人が駐車スペースを探して駐車するまでの行動の分析と地理情報による理想的な駐車ルートの研究に基いて駐車のモデリングを行っています」と説明する。FlattoはGIS(地理情報システム)やCAD技術の分野で20年以上のキャリアがある。また、チームのChief Scientistを務めるItzhak Benenson博士はテルアビブ大学で教授を務め、都市の交通システムの数学的モデリングを研究している。彼らは技術的なバックグランドの強いチームだと言えるだろう。

Parklifeのナビはユーザーが目的地周辺に到着すると、目的地から半径400メートルから500メートル内の最適な駐車スペースを自動で検索する仕組みだ。これまでも駐車スペースを探すサービスはあった。例えば、駐車場に設置したカメラ、センサーで駐車状況を検知したり、あるいはSNSの情報を分析したりすることで、空いている駐車スペースをユーザーに知らせるサービスなどがある。しかし、そのようなサービスの問題点は、ユーザーが到着するまでその駐車スペースが空いているかどうかは分からないことだとFlattoは言う。Parklifeはそのような問題の解決を目指し、数学的なモデリングで駐車スペースの空いている可能性まで鑑みて、最適な場所をユーザーに提示するという。

また、Parklifeはアルゴリズムを改良していくために機械学習を組み込んでいるそうだ。ユーザーの駐車までの走行や実際に駐車できたかどうかといったデータが多く集まるほどサービスの正確性が増す。ただ、サービスの中核は駐車のモデリングであるため、新しい地域にサービスを展開するのにユーザーコミュニティーを構築する必要はないとFlattoは言う。新しい地域に進出したその日から価値の高いサービスを提供できることは、サービスの展開に有利に働くだろう。

Parklifeは、数ヶ月以内にiOSとAndroidアプリをローンチする予定だという。最初はテルアビブでサービスの検証を行い、その後2016年の早い段階にも日本でもサービスを開始する予定だ。既存のナビの提供企業や自動車メーカーと提携しサービスを拡大していくことも視野に入れている。