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コンテンツは何よりも自分のための記録、共有しなくてよいし、特定の人とだけ共有できるソーシャルサービスSpindle

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ソーシャルメディアは人生のとくべつな‘時’を記録するのに適した場所だが、実際には社会的なプレッシャーによって、自分よりも他人の目を気にして、コンテンツを編集したりフィルタしたりしがちだ。

先週ローンチしたSpindleは、ソーシャルな日誌的アプリケーションだが、ユーザがあくまでも自分のためにコンテンツを作り、ついでに友だちと共有することもある、という心理的傾斜を持っている。

Spindleの場合、ユーザが最初に写真やテキストや音を作って自分のタイムラインに載せるまでは、従来のソーシャルメディアと同じだ。

しかしデフォルトの設定では、コンテンツは自分自身としか共有できず、過去の日誌を見られるのも自分だけだ。

Spindleでは多数のオーディエンスやフォロワーが勝手にできていく、ということがないので、ユーザは他人を気にせず、自分の本当の気持をコンテンツに込める/コンテンツで表現することができる。Spindle自身も、ユーザをそう仕向けたいと願っている。

友だちと共有すると、そのコンテンツはその友だちのタイムラインだけに現れる。友だちはそのメッセージを見てから消してもよいし、あるいは自分の日誌に恒久的に保存してもよい。

でもSpindleでは、友だち全員と共有しなくてもよい。というかSpindleは、友だちにする、とか、フォローするというオプションがないことを、従来のソーシャルメディアとは違う特性として打ち出している。誰かと共有したいと思ったら、その人の名前をタイプして彼/彼女のタイムラインへポストする。Facebookなどのような、‘友だち’という人工的で特殊な概念がそもそもない。実際の本当の友だちが、いるならいるだけだ。つまり、その人がSpindleの自分の口座のアドレスブックに載っていれば、コンテンツをポストできる、というだけ。

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Spindleの協同ファウンダAlex WalkerとAmanda Linによると、ソーシャルプラットホーム上に多数のオーディエンスがいるユーザの場合、コンテンツがその人の真正性を失いがちである。逆に、まず自分のためにだけコンテンツを作るよう習慣づければ、ユーザはコンテンツをポストする前に、前もっていろんなことを考えたり、編集したりしなくなるだろう。

Spindleのデザインは絵文字やスケッチやバッジを多用しているが、それらは、ユーザがこのサイトをより積極的に利用するようになると、増える。熱心なユーザは、イースターエッグなどもUIの素材としてもらえる。何よりもまず、自分のための、くつろげる場として利用してほしいのだ。

ソーシャルメディアからフィルタ行為を取り除こうとするBemeのようなアプリケーションもあるが、不完全なコンテンツでもプライベートなタイムラインに保存されるだけだからいいんだよ、と積極的に奨励するソーシャルアプリケーションは、Spindleが初めてだ。

確かに今のソーシャルメディアには、コンテンツの真正性という重大な問題があるから、それを解決する試みとしてSpindleはユニークだ。

Spindleは今のところiOSアプリだけなので、iOSのアプリストアでダウンロードできる。

〔訳注: 新しい、アンチFacebook的ソーシャルメディアとして、Veroなどもある。また、現実社会のネットワークの多重性・分散性(ネットワークのネットワークのネットワークの……、個人は通常、同時に複数の–大小の–ネットワークに属する)を正しく表現しようとするSNSにDiasporaなどがある。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa