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スマホ動画広告のオープンエイトがTBSなどから8億円調達、テレビ連動のサービスも

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VIDEO TAPのイメージ

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女性特化のメディアネットワークを持つスマートフォン向け動画広告サービス「VIDEO TAP」を運営するOPEN8(オープンエイト)がテレビ局を含んだ大型の資金調達を実施した。同社は10月27日、アイスタイル、エキサイト、ジャフコ(ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合)、TBSイノベーションパートナーズ(TBSイノベーション・パートナーズ1号投資事業組合)を割当先とした総額8億円の資金調達を実施したことを明らかにした。

VIDEO TAPは2015年4月のリリース。@cosmeやウーマンエキサイトなど女性系のプレミアムメディアをネットワーク化しており、ユーザーの女性比率は90%以上、月間ののべユニークユーザーは4000万人以上を誇る。

ユーザー属性が明確なネットワークだということもあって資生堂やコーセーといった化粧品メーカーからトヨタやキリンNetflixなどナショナルクライアントの案件も多数獲得しており、半年での売上は8000万円(ネット計上)に上るという。

「クライアントによっては、DSPも使わないしリターゲティングを否定するということもある。それらブランドリフトよりブランドセーフティーを考えているから。我々はプレミアムメディアをネットワーク化していることが強み。動画の完全視聴率も高い」(オープンエイト代表取締役社長兼CEOの高松雄康氏)

とはいえ当然ブランドリフトにも貢献しているそうで、マクロミルを利用した自主調査によると、VIDEOTAPで動画に接触したユーザーは、非接触ユーザーと比較して商品認知比率で27%向上、購入意向比率で37%向上したという実績があるそうだ。

ちなみにVIDEO TAPはバナー型に画面占有型といくつかのフォーマットを用意しているが、画面占有型の動画広告に関しては媒体によってはユーザーからのクレームもあったこともあるそうで、高松氏によるとフリークエンシーコントロール(適切な頻度での広告表示の調整)のチューニングを続けているとのこと。

テレビ連携型の商品や動画ネイティブ広告を展開

オープンエイト代表取締役社長兼CEOの高松雄康氏

オープンエイト代表取締役社長兼CEOの高松雄康氏

スタートアップ投資に積極的なテレビ局であるTBSグループだが、動画広告の会社に出資するのは今回が初めて。オープンエイトでは今後、TBSグループのもつリソースと連携して新たな動画広告事業や通販メディア事業、動画メディア事業等の開発・推進を目指すという。その第1弾の施策として、テレビ番組とスマートフォン向け動画の連携サービスを開発する予定だ。TBSグループで制作したインフォマーシャルをウェブ上で二次利用する取り組みを行うという。

また今後は動画のネイティブ広告を展開する予定だ。@cosmeおよびウーマンエキサイトと協力し、インフィード広告と動画記事広告をセットにしたサービスを11月下旬から展開する。将来的にはコンテンツマッチング型の動画広告配信の仕組みを提供する予定だという。

同社ではニュースアプリ「Wanpick」を提供している。2015年度のグッドデザイン賞を取ったアプリだが、はっきり言って現状そのアプリ自体がビジネスになっているわけではない。しかしながらこのアプリでニュースをピックアップするため、オープンエイトでは1日15万記事の言語解析をしているのだという。今後はその仕組みを流用して、コンテンツマッチングの技術もブラッシュアップしていくとしている。

ちなみにオープンエイトは、11月17日、18日に開催するTechCrunch Tokyo 2015のスタートアップバトルのファイナリストで、18日午後の決勝戦に登壇予定だ。

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