Facebook、 Apple MusicとSpotifyの曲をソーシャル共有できるMusic Storiesを発表

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今朝(米国時間11/5)、FacebookはMusic Storiesという新機能を発表した。この機能はユーザーが未知の曲を発見し、友達と共有することを助ける。 簡単にいえば、Facebookにおける新たな記事投稿フォーマットだ。Music StoriesはApple MusicとSpotifyと連動しており、これらのサービス上の曲を簡単に記事として投稿できる。

ユーザーは両サービスから曲またはアルバムを選択すると、各曲の最初の30秒を試聴でき、さらにFacebookへの投稿として公開できる。

当初のソースの選択に応じて楽曲はApple Music〔TechCrunch記事〕ないしSpotifyからストリーミング配信される。楽曲を聞いたユーザーは、その曲を購入したり、それぞれのサービスのプレイリストなどに保存することができる。つまりApple Musicがソースであれば、リンクをクリックしてiTunesから曲を購入できるわけだ。またApple MusicまたはSpotifyの加入者であれば、曲をストリーミングで聞けるよう公開することもできる。

Facebookによれば、サポートするストリーミング・サービスの種類は現在の2種類にとどまらず、今後さらに増やしている計画だという。

Spotifyのグローバル事業開発の責任者、Jorge Espinelは「われわれはFacebookのMusic Storiesに参加できたことを喜んでいる。われわれのメンバーはSpotifyで新しい楽曲を発見しFacebookで友達と共有するのが大いに簡単になる。われわれが配信する曲がFacebookで話題にされるようになればSpotifyの利用も増えるだろう」と声明を発表した。

新機能は当面FacebookのiPhoneアプリからのみ利用可能となる。将来はAndroidなど他のプラットフォームにも拡大されると予想してもよいだろう。ただしAndroid版ではApple Musicのプラットフォームを問わないストリーミングはサポートされるが、iTunesストアからのダウンロードはサポートされないだろう。ただしFacebookは将来の計画について詳しいことを明らかにしていない。

音楽はFacebookがこれまで十分に力を入れていない分野だ。FacebookがMySpaceからSNSの王座を奪った時代からその傾向があった。逆にMySpaceは音楽分野、特に新しい音楽の発見機能では定評があった。スマートフォン上で定評がある有力な音楽ストリーミング・サービスと提携することは、ユーザーがソーシャル共有のために大量の楽曲を投稿することを促し、Facebookのトラフィックを劇的に増大させる可能性がある。

新機能は現在Spotifyが提供しているFacebook関連サービスとは異なる。Music Storyは特定の曲あるいはアルバムを新発見ないしお気に入りとしてFacebookの友達に推薦するものだ。その際、ユーザーはリンクを投稿するだけでなく、問題の楽曲に対する詳しい感想を述べることもできる。Music Storyは音楽に特化しているものの、本質的には一般のFacebookの近況投稿と同じものだ。

ユーザーはApple MusicまたはSpotifyで曲またはアルバムのリンクをコピーし、Facebookの近況ボックスに貼り付けるだけでよい。するとシステムが自動的に魅力的な楽曲のプレビュー画面を作成する。プレビュー画面には回転するレコードのアイコンまで表示され、他のユーザーが曲を再生するためにクリックできる。したがって一般の近況の投稿に対するのと同様、Music Storiesに対してもコメントができる。

Music Storiesはアーティストやバンドにとっても曲をプロモーションする有力なツールとなるだろう。すでにFacebookにアーティストのプロフィールや曲のページが掲載されている場合、相乗効果は大きなものとなる。SoundCloudやこの夏、Apple自身がMusicの一部としてスタートさせたConnectなどのように、音楽分野のソーシャル化も今後は急速に進展し、Facebookとの競争も激しくなるだろう。その際にMusic StoriesはFacebookに大きな優位性をもたらすかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+