シリコンバレーでダイヤモンドを作る会社

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カリフォルニア州サンタクララ拠点のDiamond Foundryという会社が、過去3年間にわたって作り出したもののベールを剥いだ。ダイアモンドを製造する技術だ。サンタクララで。

同社の説明によると、彼らは従来からの地面を堀り出す方法で抽出されたダイヤモンドの薄片に、炭素原子を付着させることのできるプラズマを発明した。原子は、一つ一つ、ダイヤモンドの結晶構造の上に積み重ねられ、一層一層、「純粋な、培養された宝石グレードのダイヤモンド」へと成長する、と同社は言う。

本誌はCEOのMartin Roscheisenを捕えることができなかったため、「宝石グレードのダイヤモンド」が正確に何を意味するをかを確認できていない。想像するに、もしそれが無色で、宝石鑑定士の言う「完璧な透明度」を持つのであれば、Diamnod Foundryは報道資料にそう書くだろう(書かれていない)。

いずれにせよ、その宝石は著名な投資家たちがそれなりの資金を投入するに値するものらしい。Diamond Foundryの支援者には、起業家のMark and Alison Pincus、連続起業家 Ev Williams、初期のFacebook COO Owen Van Nattaの他、俳優のレオナルド・デカプリオが名を連ねる。デカプリオは2006年の映画『ブラッド・ダイヤモンド」で欲深い宝石密輸業者を演じたが、現在はこの試みに投資できることが「誇り」であると声明に書いている。

デカプリオは、「破壊的な採掘をすることなく継続的にダイヤモンドを培養することで、ダイヤモンド業界の人間および環境の負荷を減らす」というDiamond Foundryの目標に惹かれたと言っている。

実際、伝統的ダイヤモンド採掘産業は長年、人権侵害の報告に悩まされており、ダイヤモンド産地では子供の強制労働も行われてきた。また、ダイヤモンドを求めて大量に堀り起こされたの土砂の山は環境問題も起こしている。

しかし投資家らは、Rosheisenが経験豊富なCEOであり、太陽光発電会社のNanosolorを約8年間率いたことも気に入っているのかもしれない(同社は2013年に閉鎖され、それまでの11年間に約4.5億ドルの資金を集めていた)。

Diamond Foundryは、他にもいくつか興味深い特徴を売り込んでいる。同社は太陽光発電の排出枠を使うことで、二酸化炭素排出量をほぼゼロまで減らした。さらに同社は、200人近くの主に独立系の宝石デザイナーからなるオンラインマーケットプレイスを開設しており、デザイナーは顧客が宝石に支払う金額の「100%」(ダイヤモンド自身の価値を除く)を受け取る。

現在このマーケットプレイスが会社で唯一の収入源だ。

Diamond Foundryには、生まれつつある合成ダイヤモンド分野のライバルが、近隣を含めていくつかいる。設立10年になるサンフランシスコ拠点のBrilliant Earthという会社は、「出所の明らかな」ダイヤモンドと実験室で作られたダイヤモンドの両方を販売している。他には、フロリダ拠点のPure Grown Diamondsも自称、高品質な実験室内製ダイヤモンドの販売を開始し、オレゴン州ポートランド拠点のMia Donnaも同様。

Brilliant EarthとMia Donnaは、かなり以前から存在する高圧高温方式を利用している。

一方、Pure Grown Diamontの工程は、Diamond Foundryに似ている。同社のCEO、Lisa Bissellがここに書いている

Pure Grown Diamondは、ダイヤモンドを従来の発掘されたものより約30%安く販売している。Diamond Foundryは、市場価格と同じかそれ以上で販売する計画だと言っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook