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フランスのスタートアップGetは、地元のパン屋でも簡単にEコマースに参入できるアプリ開発と配送を担う

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Getを紹介しよう。Getは新しいフランスのスタートアップで、小規模な小売店向けのモバイル版Shopifyを目指し、他にも小売店向けのサービスを提供する。地元でお気に入りのパン屋でもGetを使用することで、労力をかけずにiOSやAndroidのアプリを構築することができる。また、GetはStuartような1時間内に商品を届ける配送サービスも請け負う。

GetはAdrien TouatiとDeezerの共同ファウンダーであるDaniel Marhelyが立ち上げた会社だ。Getは、モバイルEコマースと小売店に関連する全ての事業を少しづつ行う。Getには3つの主要な柱がある。

まず、小売店は店舗のブランド名を冠したホワイトレーベル(OEM)のアプリをGetで無料で製作できる。アプリを構築するのに1時間もかからないという。Getは具体的には、アプリでの注文と決済の部分を担う。このスタートアップの戦略を理解するのに重要な部分となるのはここだ。Getは、既存のサービスととしてのソフトウェア(SasS)のアプローチを取らない。小売店は何千ユーロも使って代理店にアプリを製作してもらう必要もない。Getはアプリを無料で提供する代わりに、決済ごとにの手数料を得る。

2つ目は、Getは他の配送サービス同様に1時間内に商品を届ける配送サービスを提供する。Getはこのサービスを自社で担う計画で、現在彼らのウェブサイトでは配送者と配送のマネージャーの募集を行っている。Fauchon、Lavina、L’atelier de L’Éclairといったクライアントは、Getを使ってパリにいるお客に商品を1時間内に届けることができる。

3つ目にGetは自社アプリも開発している。このアプリでは、彼らの持つ配送サービスを活用し、新鮮な商品をユーザーの自宅まで配送する。

アプリから花束、パン、クリスマスツリー、朝食などの注文ができる。Getは混み合ってきているレストランの食事の配送は避けているようだ。

Getはこの3本柱の戦略を配送市場で戦う武器にする。ホワイトレーベルのアプローチと配送サービスの組み合わせで、これまでEコマースを導入するお金も時間の余裕がなかった多くの小売店のオーナーを取り込むことができるかもしれない。洋服、スポーツ用品、パン屋、肉屋など多くの小売店があることを考えてみてほしい。

Getはそのような潜在的なクライアントに対し、無料のアプリ製作ツールからGetの利用を促すことができる。その後、1時間内の配送といった付加価値の高いサービスで十分な利益を得る計画だ。賢い戦略だ。

最も大きな課題はコンシューマー側にあるだろう。ユーザーがお気に入りの小売店の専用アプリをそれぞれ個別に何十個もインストールしたいかどうかを検証しなければならないだろう。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter