iOSアプリの収益ランキングにNetflixが初めてトップ10入り

次の記事

Apple、ビジネス向けサイトを改訂してIBMとの関係を強調

今年の秋、iTunesアプリストアの分析結果から、最も収益のある動画ストリーミングアプリはケーブルテレビを止めた人向けのテレビアプリHBO NOWだということが分かった。今回は、それにNetflixが加わった。App Annieが本日発表したレポートによると、アプリ内でのサブスクリプションのオプションを加わえたことでNetflixのiTunes経由の収益が急伸した。11月には、世界で最も収益の高いアプリランキングの第9位に入った。(このランキングにゲームは含まれていない)

このランキングには、他のストリーミングサービスも多く入っている。Spotify (1位)、Pandora (3位)、HBO NOW (4位)、中国のiQIYI (7位)とHulu (8位)だ。

最近までアプリ内購入を提供していなかったため、これまでNetflixがこのリストに乗ることはなかった。それが9月に変わり、NetflixはiPhoneやiPadのアプリ内からサインアップを受け付けるようになった。

01-Top-Apps-by-Revenue-iOS-Worldwide-November-2015

他の会社同様、Netflixがアプリ内購入の機能を提供していなかったのは、Appleがアプリ内購入の収益から30%もの手数料を取るからだろう。しかし、NetflixのライバルであるHuluやHBO NOWは、アプリ内から有料登録するオプションを提供しているため、アプリ内購入を導入したのかもしれない。(あるいは、AppleがAppleTVの価格が30%から15%に下げたのが効いたのかもしれない)

いずれにしろ、この変更でNetflixが収益トップランキングに躍り出るのにそう時間はかからなかった。App Annieによると、一般的に新しくサブスクリプションモデルを導入した場合、それがどの程度機能しているかを判断するには一ヶ月かかるという。それは、30日間の無料トライアルを提供するアプリが多いからだ。Netflixはこの9月の終盤にアプリ内からサブスクリプション料金を支払うオプションを導入したため、その頃に利用を開始した人たちは10月の終り頃まで料金を支払うことはない。次の月から十分なマネタイズの動きが発生し、収益ランキングにも入った。

メモ:YouTubeの新しいサブスクリプションの結果もそろそろ分かるころだ。YouTube Redにも無料期間がある。サービスは10月の終盤にローンチ し、一ヶ月の無料トライアルを提供していた。ただ、YouTubeは一部のユーザーの無料トライアル期間を延長したため、少し動向が分かりづらくなるかもしれない。

02-Netflix-iOS-Rank-History

アメリカでNetflixのアプリは収入面において堅調に推移している。アプリ内購入を発表してから収益ランキングにも上り詰めた。興味深いのは、Netflixはアメリカ市場について、「最大で最も広く浸透した市場」と 伝えていることだ。いくつか四半期が過ぎたころには、前年に比べると累計の収益がやや下がる可能性があるかもしれない。

eMarketerが今日発表した別のレポートでは、ほぼ浸透しきったアメリカの市場にもまだ成長の余地があることを示唆している。同社は、インターネット経由の動画サービスであるNetflixのシェアは2015年の63.2%から2019年には71.9%に上昇すると予測している。Huluも33.1%から41.2%になり、Amazonも36%から44.4%に上昇するとしている。

197280

eMarketerによると、この成長は、インターネットに接続可能なテレビを使用するユーザーが増えることでもたらされると予想している。ユーザーは従来のディスクプレーヤーやゲーム機を離れ、次世代型のセットトップボックスやストリーミング端末に移行すると予測している。

それはつまりNetflix、HBO NOWやHuluなどのアプリは、まだしばらくの間「収益トップ」のランキングに留まることになることを示しているのだろう。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter