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通信サービス込み、マニュアル作成「Teachme Biz」がソラコムSIMで新端末パッケージ

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スマホで写真を選んで説明文を追加するだけで業務マニュアルが作成できる、クラウド型マニュアル作成・共有ツール「Teachme Biz」については本誌TechCrunch Japanでも2015年3月に紹介したが、サービス提供会社のスタディストが今日、総額1億5000万円の資金調達に合わせてモバイル端末と接続サービスを丸ごと、1台あたり月額3980円から提供する新サービス「ワンストップパッケージ」を発表した。

teachme新サービスに含まれるのは、Teachme Bizのライセンスに加えて、モバイル端末、SIMカード(SORACOM提供のもの)、モバイルルーターなど一式。導入時のレクチャーも付属する。モバイル端末はiPod touch、iPad mini、Surface 3から選択できる。端末によって月額料金が異なりiPod touchが3980円でiPad miniが4980円など。初期費用は端末利用代金の1カ月分。契約期間は2年で、10台単位で導入できる。

これまでTeachme Bizを利用するには企業側でモバイル端末を用意する必要があったし、Wi-Fiのない環境であれば、個別に通信契約を結ぶ必要があった。新サービスを利用することで初期費用や面倒な契約が不要となる。かつてであれば、こうした垂直統合の業務ソリューションは専用端末を使うケースもあったが、スタディストのサービスは汎用モバイル端末を利用している。このため、Teachme Biz用に導入した端末は、同時にほかのクラウドサービスで利用することもできる。クラウド利用が進んでいない飲食業や小売り、物流などでのサービス導入を進めていくという。現場レベルだと導入のための端末設定スキルがあると限らないから、パッケージ導入できるメリットはありそうだ。

ソラコムのSIMカードを利用しているため、スタディストからソラコムへ流れる通信は従量課金ということになるが、通信料金を考えると月額3980円は安い。どの程度のトラフィックを見込んだ料金設定なのだろうか? スタディスト広報部によれば、マニュアルで「約2000ステップ/月くらいは利用できる試算」という。一度読み込んだものはキャッシュできるため、通信料金の安い夜にキャッシュする運用を推奨していくのだという。通信量については10台で10GB/月の制限があり、オーバーした場合は1000円/1GBで追加可能。また既存通信回線を使うこともできて、その場合はiPod touchは2980円となる。

スタディストは合わせて、日本ベンチャーキャピタル三菱UFJキャピタルから総額1億5000万円の資金を調達したことを発表している。Teachme Bizは2013年9月にサービスを開始していて、2015年12月現在、有償導入社数は前年同月の約10倍となる約600社になっている。導入先企業は、士業、IT、飲食・宿泊などで、社員数1000人を超える東証一部上場企業も含まれるという。