ソフトバンクがブロックチェーンの研究開発に着手、国際募金プラットフォームに応用

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sb年末年始とブロックチェーン関連の話題が急に増えているが、ちょっと予想外の方向からもブロックチェーンの取り組みが聞こえてきた。ソフトバンク株式会社が1月6日からブロックチェーンを使った国際募金プラットフォームのプロトタイプ開発に取り組むという。

ソフトバンクといえば、孫社長の「ロボットやるぞ」というような鶴の一声で物事が進む印象が強いが、今回の話は、クラウドサービスなどを担当する部隊が技術的知見を蓄積するのために始めるボトムアップのもの。スマートコントラクト関連で将来的にキャリアがポジションを築けるようにと具体的の実装に着手してみるものだという。

ソフトバンクの福泉武史氏(情報システム統括 ITサービス開発本部 副本部長)によれば、「ブロックチェーンは、かれこれ2年は分野として追い続けてる。まずは分かりやすいユースケースを確立したい」ということから、第1弾のプロジェクトとして募金プラットフォームを選んだ。透明性、堅牢性、分散性、永続性などブロックチェーン技術は募金に向く特性を持っているという。

ソフトバンクはこれまでにもQRコードにスマホをかざすと募金ができる「かざして募金」を日本赤十字社などに対して提供、数億円の寄付金を取り扱った実績がある。

今回の取り組みの実装面では、アピリオが運営するTopcoderのコンテスト方式を採用する。2001年にスタートしたTopcoderは、アルゴリズム競技などエンジニアの腕比べの場として長らくコミュニティーを運営しているが、一方で、人材採用プラットフォームやクラウドソーシングによる開発受注というビジネスを実践している。今回、ソフトバンクでは実装の半分をTopcoderのコンテストで行い、ブロックチェーン実装の1つである「Ethereum」を使ったバックエンドは、国内のブロックチェーン技術関連コンサルで知られるコンセンサス・ベイス合同会社が行う。

冒頭に書いたように今回の取り組みは「研究開発」。2016年末までに実用に供するプラットフォームを実現するといったような具体的なゴールは特にない。今回の取り組みから具体的な実績が何か出てくるのかはよく分からないが、通信キャリアがブロックチェーンに興味を示すこと自体は自然なことかもしれない。

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