AWSの自動化とハイブリッドクラウド統合を目指すMobingiが「数千万円台」の資金調達を終える

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2015年に法Mobingi人化したクラウド自動化ツールのスタートアップMobingiに、アーキタイプベンチャーズDraper Nexus Venturesの2社が投資していたことが2月4日に分かった。詳細は非開示だが、投資額は日本円にして数千万円台。同時に500 Startupsからも12万5000ドルを調達している(関連記事)。調達時期は2015年11月。

ハイブリッドクラウドの自動化と統合を目指しSaaSとPaaSを提供

同社のプロダクトは3つ。(1) パブリッククラウド自動化のSaaSであるMobingi Enterprise for AWS、(2) プライベートクラウドを同じやり方で自動化するCloud-automation for Private Data Center、(3)それにelastic DockerホスティングPaaSであるmoCLoud.ioだ。以下、TechCrunchからの質問にMobingi CEOのWayland Zhang氏が書面で回答してくれた内容に基づき説明する。

(1)のMobingi Enterprise for AWSは、AWS(Amazon Web Services)の上位レイヤーに相当する。コンテナ・ベースのソフトウェアであり、AWSを単純化し、顧客の既存のIT資産を特別な学習コストなく統合する狙いがある。アプリケーションのデプロイ、スケール、モニタリングを共通のツールによりカバーし、教育コスト、運用コストを最小化する「ライフサイクルマネジメント」が売りだ。

将来的には、AWSだけでなくMicrosoft Azureを始め他のパブリッククラウド向けのプロダクトを作る構想がある。マルチクラウド、ハイブリッドクラウドの環境で、統一的なソフトウェアインタフェースを提供する基盤となることを目指しているとのことだ。

(2) のCloud-automation for Private Data Centerは、プライベートクラウド向けソフトウェアだ。プライベートなデータセンターを、「ミニAWS」に作り替えることを狙う。パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方にまたがるハイブリッドクラウド環境を、共通のインタフェースで一カ所からコントロールできるようにするコンセプトだ。

(3)のmoCloud.ioは、同社のSaaSプロダクトと共通の機能を備えるクラウド開発環境(PaaS)だ。elastic(拡張可能)なDockerホスティング環境であり、自動ロードバランシング機能を備える。将来的には、PaaSプラットフォームHerokuからアプリケーションを移行することも視野に入れている。

Mobingiは今回の資金調達以前に、シード投資としてデジタルガレージから200万円を調達している。Mobingiは米国デラウェア州に本社を置く。今回の投資は米本社に対するもの。開発チームは主に日本にいる。日本では初期ユーザーがすでに数社ある。最近ミートアップが開催されたばかりだ。