PCやスマートフォンを必要としない自立型VRヘッドセットをGoogleが開発中、という噂

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Googleは早ければ年内にも、従来の分類に当てはまらない、駆動と制御にPCやスマートフォンを要しない、消費者向け仮想現実ヘッドセットをリリースすべく、準備を進めているかもしれない、とWSJが報じている。

Googleによる、VRハードウェアの自社開発をめぐる噂は数週間前からある。Financial Timesは数日前に、GoogleがSamsung Gear VRのコンペティターとなるモバイルデバイスを近い将来、おそらく5月のGoogle I/Oあたりでリリースする、と報じた。

今日のWSJの記事は、Googleがこの完全自力タイプのヘッドセットにMovidiusの高性能チップを使う、とほのめかしている。そのチップはデバイス本体を駆動するだけでなく、外部カメラでヘッドセットの装着者を追跡するシステムにも使われる。

Movidiusも最近、同社のMyriad 2プロセシングプラットホームに関するパートナーシップを二週間前に結んだことを発表した。その中で同社は、Googleと協働して“マシンインテリジェンスをデバイスに持ち込む”、と具体的な話もしている(下のビデオ)。

また先月のブログ記事でMovidiusのCEO Remi El-Ouazzaneが次のように述べている: “マシンインテリジェンスとニューラルネットワークの分野でGoogleが成し遂げた進歩は驚異的だ。この技術を消費者製品に組み込むという課題は、きわめて高い電力使用効率の必要性に帰着する。そしてそここそが、製品が内蔵するハードウェアのアーキテクチャと、ニューラルコンピューティングの、深い統合化の舞台となる”。

仮想現実の消費者製品化については、これまでの数か月間で、Googleにはそのほかの重要な動きもあった。ただしその多くはCardboardやProject Tangoのような、消費者というよりVRやARのサードパーティのハードウェアメーカーやコンテンツ作者向けの、大枠的な開発ベース(プラットホーム)が主な話題だった。

Project Tangoはまだ初期的段階だが、Lenovoは現在、今夏リリース予定の初のTangoデバイスの開発を進めている。またGoogle Cardboardは、ベアボーンなデバイスでありながら、すでに500万台出荷され、消費者の顔に括りつけられている。

WSJの噂の源泉のひとつが、最近のGoogleの人事だ。数週間前にGoogleのプロマネ担当VP Clay Bavorが、そのほかのプロダクトの担当を外され、仮想現実提供物の専任になった。

また最近のGoogleの求人の中には、VR Hardware Engineering Technical Lead Manager(VRハードウェアのエンジニアリングのテクニカルリードマネージャー)という肩書があり、その職責は、複数の消費者電子製品を制作するチームのリーダーおよび、“高性能で電池駆動方式の、きわめて特殊な制約のある、消費者電子製品のシステム・インテグレーションを指揮する職務、とある。

PCやスマートフォンを必要としない電池駆動のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)が、今の業界のデベロッパー製品や消費者製品の現状を見るかぎり、相当重要な開発テーマであることは間違いない。

しかしモバイルのエコシステムと因縁の深いGoogleのような企業が、自分でそんなハードウェアの開発に乗り出すのは、やや異様でもある。モバイルのVRはすでにユーザーのアクセス性もかなり高く、消費者は強力で高性能なスマートフォンに駆動されるVR、およびそれらが提供する高精度で高速フレームレートの、他と比べるもののない体験に浸っているのだ。

しかし、何らかの結論を出すのは早すぎる。WSJは、デバイスの登場は年内と言っているが、記事に登場する情報筋たちは、開発は初期的段階であり、そのプロジェクトがお蔵にされることもありえる、と言っている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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