昨日のカンファレンスで予告していた音声通話機能が早くもSlackに登場

次の記事

No More Voicemailは、留守電を無効化して発信者がメールせざるを得なくするアプリ

Slackは昨日、音声チャット機能の検証を「近々」始めると言っていたのはいたずら心からのようだ。今日からChromeブラウザのデスクトップ版Slackに通話機能を展開する。

この機能で個人間のSlack Call(Slack通話)や1クリックでチャンネル内の誰もが参加できるカンファレンスコールを行うことができる。通話機能にも遊ぶ心のあるSlackの雰囲気が引き継がれている。通話したままでも絵文字を送る機能がある。絵文字は自分のプロフィール画像にかぶさって表示され、他の人に見える仕組みだ。

Slackはこの機能は現在、全体のユーザーの50%弱に展開していると私に話した。チームのアドミンは、自分たちもここから通話機能が使えるか確認し、有効にすることができる。

SlackはすでにSkype、Google Hangouts、ZoomやBluejeansといった音声通話アプリの機能を提供しているが、それらを使用するには別にインストールが必要で、使うまでに比較的手間がかかる。Slack Callを使用するには、チームのアドミンがその機能を有効するだけで良く、使うのもとても簡単で、Slackの体験に自然と馴染むものだ。

Slack_incoming_Call

Slackはビデオチャットも開発しているところだという。ビデオチャット機能は昨年Screenheroを買収した際に初めて発表したものだ。公式ロードマップでも発表しているが、まずは音声チャットを全てのデバイスに展開することをSlackは予定している。

Slack Callの使い方

まず、デスクトップ用の最新版Slackをダウンロードしている必要がある。チームのアドミンはTeam Settings(チーム設定)で通話機能を有効にする。そうすると一対一のスレッドやチャンネルの上部に電話アイコンが表示されるようになる。

電話アイコンをクリックすると、プライベートメッセージをしている相手にSlack Callのポップアップウィンドウの通知が飛び、応答を促す。通話が始まった後でもマイクの設定を変更することができる。(Skypeは通話の前に設定する必要がある。)また、他の人も通話に招待することができる。

Slack_Add_Person_To_Call

Slackの全ての絵文字を使用できるわけではないが、スマイルボタンをタップすると通話相手に今の自分の気持ちを伝えるために使用できる絵文字がいくつか表示される。クリックした絵文字は端にある自分のプロフィール画像の上にぱっと表示される。通話中でも相手が視覚的にうなづいているように見える。相手の意見に同意した時など、ハートマークやスマイルの絵文字を押して、相手の話を遮らずに同意していることを示すことができる。

Slack Call Reactions

チャンネルでCallボタンを押すと、画面から通話に名前を設定できる。後は他の人が参加するのを待つだけで良い。

Slack_Name_Group_CallSlack_Group_Call

チャンネル内の他の人は、テキストスレッドから通話ボタンを確認し、すぐに参加することができる。

ちょっと面白いのは、通話中のメインのアバターをクリックすると気持よくポヨンと動くことだ。

Slack Bounce

昨日、SlackのプロダクトVPであるApril Underwoodと話した時、彼女は「誰かとSlackでダイレクトメッセージのやりとりをしている時、ちょっとした話をするのに通話に切り替えたくなる時があります。この機能はその課題を解決します」とユースケースについて説明した。

April Underwood
彼女は今日の声明で次のように伝えている。

Slackのミッションは働く人の仕事をシンプルに、より快適に、よりプロダクティブにすることです。音声通話はチームのコミュニケーションの形式として重要なものです。そのためSlackと自然に合います。それがSlackで通話機能のサード・パーティーアプリが多く使われている理由でもあります。

すでにSkype、Google Hangouts、Zoom、Bluejeansといったサービスを使用しているカスタマーにとっては、Slackから多様な通話機能を簡単に使いこなすことができるでしょう。Slackで自分のチームと通話するシンプルなソリューションを求めているカスタマーにとってもこの機能はSlackの使い勝手をより便利にするものです。ベータ版を試すカスタマーからのフィードバックを楽しみにしています。また、この機能をSlackのモバイルアプリにも近々届ける予定です。

プラットフォームとしてのあり方を考えるのが私たちのDNAにあります。私たちは積極的に通話を始め多くのサード・パーティーの機能をプロダクトとより深く連携できる方法を考えています。

音声通話は、Slackの230万人のデイリー・アクティブユーザーと57万人の有料会員から最も多くあったリクエストだったそうだ。昨日のカスタマーカンファレンスと多くの人が期待している機能のリリースで、次のラウンドで少なくとも1億5000万ドルを調達したいと考えるSlackに弾みが付くことだろう。

テキストのみのチャットツールから豊富な機能を備える総合コミュニケーションツールになることでSlackはより多くの企業に有料登録を促すことができるかもしれない。多くの企業はすでに通話に大量のコストをかけているだろう。Slack Callは使い勝手の悪さを感じるSkypeやGoogle Hangoutsを脅かすことになるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

フォロー

新しい投稿をメールで受信しましょう。

現在380人フォロワーがいます。