【更新】LINE、今夏にも“月額500円から”のMVNO事業——関連サービスの通信料は無料

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メッセージングサービスを超え、スマートポータルを目指す——LINE出澤CEO

プライベートカンファレンス「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」を開催したLINE。今後の戦略などさまざまな発表があったが、とびきり大きい発表があったので速報をお伝えする。LINEがMVNO事業に参入することを明らかにした。

サービス名は「LINE MOBILE」。サービスは今夏ローンチの予定。NTTドコモの回線網を利用し、価格は月額500円からとなる。販売形態や料金体系については「競争もありますので発表は控えさせてもらう」(LINE取締役CSMOの舛田淳氏)とのことで、今後順次発表していくという。

最大の特徴は「UNLIMITED LINE」(メニューorオプション名になるようだ)ということで、LINEによるコミュニケーション機能(無料通話、チャットなど)は通信料にカウントせず、使い放題とすることだ。

LINEだけでなく、他社のコミュニケーションサービスであるFacebook、Twitterに関しても通信料を無料にする予定。さらに、「UNLIMITED MUSIC」というキーワード(こちらもメニューorオプション名になるようだ)を掲げ、ストリーミング型の音楽配信サービスも通信料無料にするとしている。当初対象とするのは自社で提供する音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」だが、その後各音楽サービスに連携することも想定しているという。

「『パケ死』した、(通信規制で)低速モードになって何もできない。好きな音楽も楽しめないし、LINEもできないと耳にするし、直接メッセージをくれるユーザーもいる。ストリーミングサービスの提供者側でもあるわたしどもLINEがこの問題を解決したい」(舛田氏)

「LINE UNLIMITED」の概要

「LINE UNLIMITED」の概要

舛田氏によると、LINEはこれまでメディアで「MVNO事業はやらない」と公言してきたという。だが、SIMフリー端末の普及やMVNO事業者の増加、さらに日本のスマートフォン普及率が人口の半分しかないことなどから、「スマートフォンのサービスをやっているから、信じているからということもあるが、(普及率に対して)何らかの対応、対策をしたい」としてサービス提供に踏み切ったと話す。「日本国内の全ユーザーを(取る)、というわけではないと思う。ジェネラルなニーズについては当然既存キャリアの皆さんでまかなえる。私どもは埋められないところの補完という考え方」(舛田氏)

なお、MVNOで特定サービスの通信料を無料化するという試みはこれが初めてではない。国内ではFREETELが3月初旬にLINEのデータ通信に限定して通信料無料を打ち出したし、海外ではT-Mobileなどが、音楽配信や動画配信に掛かる通信料を無料にするプランを提供している。

だが一部のサービスに限定して通信料を無料にするということはネットワークの中立性(通信料を無料化されたサービスとそれ以外が平等に扱われない)や通信の秘密(特定の通信のシグネチャーを確認することになる)といった問題に関わる可能性もある。質疑のタイミングでもこのあたりの話題にメディアの質問が集中したが、「最近ではT-Mobileなどがサービス事業者と一緒によりよいプランを提供している。私たちとしては問題ないと考えている」(舛田氏)としている。

LINE MOBILEの概要

LINE MOBILEの概要。サポートはもちろんLINEで行うのだそう

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