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FBI:iPhoneをアンロックした方法はiPhone 5s以降には使えない

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プラットフォームを持つ企業こそが、シリコンバレーで最も影響力をもつ

ゆっくりだが確実に、FBIはサンバーナーディーノ銃乱射事件に関与したファールック容疑者のiPhone 5cをアンロックした方法について、情報を公開しつつある。司法省が訴訟を棄却した今、FBIは彼らが使用した謎の方法を公表する必要はない。

最初に、FBIはこの代替手段を一部の上院議員に明かした。次にFBIのジェームズ・コミー長官がいくつか手掛かりを与えた。CNNによると、コミー長官は、その方法がiPhone全機種に適用できるわけではないと発言した。

具体的には、iPhone 5s以降の新しい機種には使用できないと彼は言った。つまりFBIは、買ったばかりのツールを使って、今すぐiPhone 6sに侵入することはできない。

iOS 8以降には暗号化機能が追加され、iPhoneの中身へのアクセスがずっと難しくなった。しかし、ファールック容疑者のiPhoneは、iOS 9を塔載したiPhone 5cだった。つまりそのツールは、iOS 9には対応しているが最近のiPhoneではうまくいかないようだ。

iPhone 5cには、指紋センサーやそのためのセキュリティー領域がない。最初に指紋センサーが付いたのはiPhone 5sだ。よって問題は指紋センサーの有無によるのかもしれない。

しかし一つ確かなことがある ― FBIはAppleに伝えていない。FBIが将来の事件でこのセキュリティーホールを利用する可能性を踏まえると、Appleにはすぐに修正してほしくない。

「Appleに言えば、修正するだろう。そうなればまた振り出しに戻る」と彼が言ったとCNNは伝えた。「結局そうなる可能性はあるが、まだ決断はしていない」。

数千万人のiPhoneユーザーのデータを、世界中のハッカーや諜報機関に曝すことは恥ずべき戦略だ。しかも、われわれはFBIの言葉を信じるしかない。なぜなら一人のセキュリティー専門家も彼らの方法を見ていないのだから。そして、今回の件の後にFBIを信じることは難しい…。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook