Z会がMake Schoolと提携、今夏日本で中高生向け通学型プログラミング講座を開催

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実戦で役に立たない大学教育なんてもうイラネ、という感じで情報科学教育と実践的プログラミング教育を短期間に行い、FacebookやGoogleへと卒業生を送り込んでいるシリコンバレーのMake Schoolについては、TechCrunch Japan読者なら知っている人も多いだろう。TechCrunch Tokyo 2014のゲストスピーカーだったこともあって、ぼくは以前に創業者であるJeremyのインタビュー記事を書いたこともある。

Make SchoolのJeremyの言い分はこうだった。

アメリカの大学の学費は高い。4年も通ってコンピューターサイエンスの学科を卒業しても、いきなりiOS開発などの現代的プログラミングの現場で使えるスキルが身に付いてるわけじゃない。ROIが低すぎる。だったら、コンピューターサイエンスも無視せずに基礎を学びつつ、もっと実践的でモダンなソフトウェアエンジニア養成の教育を、より短期、より安く提供したらいいじゃないか。そうした趣旨でMake Schoolは現在アプリ開発を始めとするプログラミングの養成スクールとオンライン講座をアメリカで展開している。アメリカにわたって受講する日本人の卒業生も出ているようだけど、あくまでもアメリカの話だった。

このMake Schoolは2015年にはグリーと資本業務提携していたが、グリーから続報が聞こえてくる前に、日本では「Z会」で知られる増進会出版社と提携することが明らかになった。

同社が今日4月21日に発表したのは、19日にMake Schoolと業務提携について基本合意したということ。プログラミング講座を今夏から日本市場向けの共催スクール事業としてパイロット投入する予定だという。まずは中高生を対象として、都内のZ会グループ内の教室を使って、2〜3週間程度の通学型で、Make Schoolの講師によるiOSアプリ作成コースの開講を予定しているという。これは本家Make Schoolでも同様だけど、参加には選考を経る必要がある。誰でも受け入れるのではない大学と同じモデルなので卒業生の評判が良いという好サイクルを生んでいる、というのがMake Schoolのポイントだ。

Z会は通信教育事業がいちばん有名かもしれないが、出版事業や検定事業、学校市場での模試・教材販売事業、ITを使った指導サービスまで総合教育サービスを提供している。関連会社を通して教室事業や大学生・社会人向け教育コンテンツも手がけている。2015年7月にはアダプティブ・ラーニングで知られる米国スタートアップのKnewtonとの提携を進めるなど、EdTech市場で注目の動きをしている。