Windows Ink

Windows 10の新プレビュー版公開―Inkでアクティブ・ペンをサポート、スタート、Cortanaなどに多数の改良

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Windows 10のベータテスターには良い週末になりそうだ。今日(米国時間4/22)、MicrosoftはパソコンとモバイルのOSの最新デベロッパー・ビルドをリリースしたこのバージョンはWindows Inkが最初に実装された製品となる。 先月のBuild 2016デベロッパー・カンファレンスで発表されたWindows InkはInkはアクティブ・ペン(スマート・スタイラス)を自由に使えるようにする機能だ。

ユーザーはWindows 10を搭載したパソコンでスケッチブックやホワイトボードに図を書いたり、付箋にメモを書いたりできるようになる。またMicrosoftのEdgeブラウザを使えばページに自由に注釈を書き込めるという。地図その他でスタイラスが使えればたいへん便利だ。もちろんOfficeとも連動する。

このアップデートで、従来Surface Pro 4、Surface Bookでスタイラスを使っていたユーザーはスタイラスの新しいデフォールトであるWindows Ink Workspacにアクセスできる。 Microsoftによれば、これはタスクバーの通知エリアに表示されるという。ただしデバイスでアクティブをペアリングし、現に利用しているユーザーのみに通知される(タスクバー右クリックでマニュアルで追加も可能)。

ink-workspace

スタイラス用のWorkspaceは真っ白なキャンバスで、ユーザーは絵や図を描いたり、アイディアをメモしたりできる。直線を引くのに便利なデジタル定規も用意されている〔トップの写真参照〕。作成物は保存、共有ができる。

文書や画像などの共同作業で特に便利なのがスクリーン・スケッチ( Screen Sketch)機能だ。ユーザーはパソコン画面のスクリーンショットの上にスタイラスで自由に書き込みができる。ユーザーはスクリーンショットの必要な部分をトリミングし、注釈を書き込み、仕事の相手と共有できる。

sketch on files

今日発表されたビルドにはSticky Notes〔スティッキー・ノート〕というスタイラスで簡単に書き込みができるデジタル付箋紙機能も追加されている。カラーやサイズを自由にカスタマイズできるだけでなく、Microsoftによると、近くCortanaやBingと連動するようになるなど、さらに賢くなるという。

ユーザーがスティッキーに電話番号をメモするとそのままワンクリックで発信できるようになる。また書き込んだ内容がチェックリストやカレンダーの日程にもなる。出張の際に登場する飛行機のフライトナンバーをメモしておくと、Bingをチェックして変更があれば自動的にアップデートされるという。

sticky notes

スタイラスをサポートするWorkspaceにはGet Pen Apps〔ペン・アプリへ〕というリンクがあり、どのアプリがペンをサポートしているかが簡単にわかる。ちなみにBuildカンファレンスでのビッグニュースは、Microsoftが用意した2行をアプリのソースコードに追加するだけでどんなアプリでもペン対応になるという発表だった。

Windows Inkは新しいビルドの最大の目玉だが、唯一の新機能というわけではない。そのいくつかを次に紹介する。

他の新機能

スタートメニュー、Cortana、検索が改良された。 aアクション・センターや通知エリアにも変更がある。タスクバー、設定アプリ、ロックスクリーン、その他さまざまな部分がアップデートされている。目に見えない部分ではConnected Standby〔インターネット接続でのスタンバイ〕モードでのバッテリー駆動時間の延長がある。

スタート

いちばん目立つのはスタートメニューだろう。レイアウトを含めた外観が変更された。「よく使うアプリ(Most Used)」と「 すべてのアプリ」が統合され、単一のビューで見ることができるようになり、メニューのトップに移動して見やすくなった。Microsoftは「これによりスクロールやクリックの手数が減らせる」としている。

start-experience

「最近追加されたもの」は現在の1行から3行に増やされ、さらに拡張する手段も追加された。 電源、設定も変更を受けている。新しく設定したフォルダーはハンバーガーアイコンをクリックしなくてもスタートから直接アクセスできるようになった。【略】

Cortana

このビルドではMicrosoftのバーチャル・アシスタントのCortanaがロックスクリーンに移った。ユーザーはWindowsが起動されていればいつでもCortanaに(マイクがあれば音声で)、今日のスケジュールや天気などについて質問ができる。いちいちロックを解除する必要がない(ロックスクリーンの機能も改良されている。)。

cortana-lock-screen

【略】

cortana-notifications

さらに…

この他にもCortanaの通知やアクション・センターなどで外観やメニュー項目などに無数の改良が行われている 。詳細はMicrosoftのWindowsブログ参照。

これまでのプレビュー版同様、OSの新機能をできるだけ早くテストするためWindows Insiderプログラムに参加している数百万人のユーザーが今回のInsider Preview Build (14328)をダウンロードできる。ただし Microsoftは「開発中のOSにはさまざまなバグや荒削りな部分が多数残っている」と警告している。あくまでベータ版を使いこなせるユーザー向けだということを忘れてはならないだろう。バグのないバージョンをお望みなら、この夏発表される予定の安定版を待つほうがよい。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+