GoogleのDaydream VRヘッドセットの参考デザインが発表、ハードウェアの発売は秋から

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2012年のGoogle I/Oの圧倒的な主役は、多くのスカイダイバーやバイカー(自転車乗り)やクライマー(登山家)を動員してデモを行ったProject Glassだ(今から思えば)。 その2年後のGoogleは、来場者全員にCardboardヘッドセットを進呈し、その年のI/Oはそれでキマリ、となった。さらにその後それは、某日刊紙が読者に無料で配る景品になった。

スマートグラス(glass,眼鏡)とVRヘッドセット、この二つは、どちらも大成功、とは言えなかったが、ひとつだけ確かなのは、Googleが人間の顔にコンピューターの画面を貼り付けることによって、知覚の体系を変えようとしていることだ。

当然、その執念は1〜2年で立ち消えになるものではない。まさに予想されたとおり、今年の同社はVRハードウェアを一段と進化させた。その“Daydream”と呼ばれるプラットホームと、AndroidのニューバージョンAndroid NのVRモードと共に、最近噂でもちきりだった新しいヘッドセットが披露された。まだ、サードパーティのデベロッパー向けの、最小限の機能しかない参考設計だが、サードパーティのハードウェアデベロッパーもターゲットとしてねらうヘッドセットとコントローラーの概念モデルがデビューした。

今のところ情報は乏しいが、しかし同社によると、今は“複数の”デバイスを準備中で、最初の装置が秋に出る。Googleによると、スペックは光学的側面と快適性の両方に配慮し、ユーザーが期待する、あるいは気になる点をすべてカバーしている。VRのユーザー体験そのものも、Cardboardの素朴なレベルを卒業して長時間楽しめるものになっている、という。

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コントローラー(上図)は、とてもシンプルな楕円形で、いくつかのボタンと、クリックしたりスワイプできるタッチパッドがある。内部には方向センサーがあって、より没入的な動きの制御を可能にしている。Googleは今日のI/Oのステージで、まるで“マジック”のよう、という言葉さえ使った。また、柔軟性にも富むので、実際にそれを見たサードパーティデベロッパーたちは喜んでいるそうだ。

何度も言って申し訳ないが、このハードウェアに関する情報は今のところ希薄だ。でもGoogleは、パートナーの名を誇らしげに挙げた。Google PlayのDaydreamバージョンもあるから、The New York TimesThe Wall Street Journal、CNNなどの既存のVRアプリも、ふつうに参加できる。

Hulu, Netflix, HBO, それにIMAXなども、GoogleのVRのコンテンツパートナーだ。ゲームのUbisoftとEAもそう。Googleはスマートフォンを”Daydream対応”にするためのスペックも公表しており、この新しいヘッドセットが処理能力、センサーの機能、ディスプレイの仕様、すべてにおいて、同社の新しいVRプラットホームとしての十分な力を持っていることを、示唆している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))