Instagramのアナリティクスで閲覧者属性、投稿インプレッション、リーチなど様々なデータが分析可能になる

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Instagramが、同社のプラットフォームを利用する企業やブランド向けに新しいツールを発表する準備をしている。企業のプロフィールや問い合わせボタン、地図などへのアクセス機能に加え、ポスト関連の数値や広告経由の購買実績などを計測する分析ツールだ。リリース前テストを行った誰かから情報のリークがあったおかげで、Instagramの分析ツールが実際にどのような内容なのかを見ることができた。

新しい分析機能の詳細については、一番始めにInstagramの予約投稿機能についてLater.comのブログに投稿された。このブログは、発表間近の企業プロフィール機能の画像を暴露したのを同じサイトだ。

しかしながら、これらのスクリーンショットは、Instagramのユーザーインターフェースが青と白のデザインから白黒に変わったUI変更よりも前に撮影されている。つまり、この機能が広くローンチする時には、このスクリーンショットから見た目が少し変わっているかもしれない。しかし内容はそこまで大きくは変わらないだろう。

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スクリーンショットから分かるのは、Instagramの分析ツールは「インサイト」と呼ばれるものを提供してくれるようだ。そして、フォロワーの属性とポスト分析といった2つの大きなエリアにフォーカスしているということだ。

フォロワー分析のセクションでは、フォロワーの位置情報や年齢、性別などを含む詳細な属性を見ることができる。位置情報は国別、都市別で見ることができ、メジャーブランドから小さなローカルビジネスに至るまで有意義なデータとなる。ユーザーの大半がどの地域にいるのか知ることで、投稿するタイミングを決めやすくなる。しかしながらInstagramの新しいタイムライン表示アルゴリズムで、表示方法は時系列ではなくパーソナライズされた順序になるので、あまりこの役目は意味がないのだが。

このアップデート後のタイムラインは、多くのユーザーがすでに利用しているという話も聞いているが、Instagramによるとまだ徐々に公開範囲を広げている段階のようだ。

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性別や年齢のような詳細なデータを円グラフや棒グラフで見られることに加えて、フォロワー分析のセクションでは時間別、日別での新規フォロワー数の推移も見ることが出来る。これにより、例えばどのポストがフォロワー数増加にピンポイントで効果があったのかや、どのポストが広く拡散されたか、などを知ることができる。

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ポスト分析のセクションでは、投稿の内容とそのパフォーマンスにフォーカスしている。想像できるだろうが、ここではインプレッション数やリーチ数、ウェブサイトのクリック数などフォロワーの行動を見ることができる。インプレッション数は投稿が計何回閲覧されたかの数字で、リーチ数はその投稿を見たユニークユーザーの数といった具合だ。ウェブサイトのクリック数はプロフィールに載せてあるリンクをどれだけの人がクリックしたか、という数字で、企業のアカウントだと多くの場合はその会社のウェブサイトへのクリック数ということになるだろう。

「フォロワーアクティビティ」ではフォロワーが最も良くInstagramを使う時間帯を表示してくれるので、投稿するタイミングを決める時に役立つ。

別のパートでは、過去の週や月ごとにインプレッションの多い順にポストを見ることができる。ここは特に面白い。なぜなら、これがシンプルなチャートではなく、ポストのサムネイル画像の上にインプレッション数がそのまま表示されているからだ。これにより、どのポストがよかったのかを計測できるだけでなく、全ての画像を一度に見ることで実際にどんな内容のポストがよかったのかを視覚的に見ることができる。

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また、これによりそのポストの長期的なパフォーマンスも見ていくことができる。つまり、フォロワーやそれ以外のユーザーは一度戻って昔のポストも見直したのか、それとも最近の新しい投稿だけを見ているのか、ということだ。

私たちは、Instagramが企業プロフィールの開発と同様に分析ツールの開発も行っていることを知っていた。しかし実際にどのような項目が見られるのか、どういった動きになるのか、というのは今まで見たことがなかった。

数ヶ月以内と言われているInstagramの分析ツール正式ローンチによって、企業や広告主に対して提供する機能という点でInstagramがFacebookに近づいていくのが分かるだろう。

同社は最近になって動画の閲覧数カウントや長時間動画(例えば60秒動画など)の広告分野に力を入れている。これらの機能は、広告主がデジタルに移行していく中で、TV広告に費やされる広告予算を4億人のユーザーを持つInstagramのプラットフォームに移管することを目的としている。

しかしながらInstagramには、企業、言い換えれば将来の広告主が、Instagram上で会社情報などをシェアする公式アカウントとして利用したり、ツールを使ってフォロワーや投稿内容、リーチや伸び率などを分析するなどの分野で、サポートが足りていなかった。しかしそれも近い将来変わるだろう。

Instagramはこの新しい分析ツールを現在利用できるようになったユーザーは全体の何%かといったことは開示しなかったが、分析ツールの存在については認めた。「私たちは、数ヶ月以内にInstagramに登場する新しいビジネスツールをテスト中です」とInstagramの広報担当者は話した。

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(翻訳:Kana Shiina)