Instagram、近くビジネス向けにアプリ内広告ツールをリリース―投稿がその場で広告になる

次の記事

Y Combinatorがオークランドでベーシックインカムの検証実験を計画中

今朝(米国時間5/31)、Instagramはビジネス・ユーザー向けツールをリリースすることを公式発表した。これには新しいフォーマットのビジネス・プロフィール、アナリティクス、そしてInstagramアプリ内からの投稿をそのまま広告にする機能などが含まれる。

今回のローンチについてはしばらく前から情報が流れていた。全般的にみて新しいプロフィールアナリティクスを通して得られるユーザー情報などに関する事前の情報は正しかったようだ。

Instagramではツールの正式公開前に何百社ものベータテスターから広告プラットフォームに関するフィードバックを得ていた。ビジネス・オーナーからの各種の要望が新しいプロフィールやInsightsと呼ばれるアナリティクスになったものだろう。

Instagramのビジネスとブランド開発のグローバル責任者、James Quarlesは、今回のビジネス・ツール発表の背景をこう説明する。「われわれの広告のアクティブ・ユーザーは20万に成長した。その大部分はスモール・ビジネスや中規模のビジネスだ。それに加えて、Instagramのユーザーの50%はなんらかのビジネスをフォローしている。60%のユーザーはプロダクトやサービスに関してInstagramで情報を得ている」

  1. img_5424.png

  2. img_5425.png

われわれが以前報じたとおり、ビジネス・オーナーは新しいプロフィールにアップグレードすると拡張されたビジネス・ツールを利用することができるようになる。これには消費者がビジネスに電話、メール、メッセージで問い合わせできる能力、所在地が簡単に分かるナビゲーション付の地図などが含まれる。

ただしInstagramaのユーザーが誰でもこの機能を使えるわけではない。すでにFacebookページを開設しているビジネス・オーナーだけが、このページをInstagramのビジネス・アカウントに変換することができる。

「この方法ならば、Instagramのアカウントを作成する際にわれわれはユーザーの身元や支払情報に関する情報を得ている。またユーザーが望む場合はFacebookページのビジネス名、住所、電話番号、ウェブサイトのURLなどを再入力せずに利用できる」とQuarlesは説明する。

さらにこの方式であればビジネスを運営していないにも関わらず、Instagramを利用して売名行為に走る困り者を排除できる。こういしたユーザーはInsights(アナリティクス)のようなInstagramのすぐれた新機能を利用できない。ただし機能の詳細は利用コミュニティーの拡大とともに多少変更される可能性がある。

2_BusinessTools_Insights1

Insightsを利用するとビジネス・オーナーは投稿した広告のパフォーマンスを調べられるだけでなく、顧客の人口動態統計もモニターできる。既報のとおり、このツールでは閲覧者属性、閲覧者数、インプレッション数、エンゲージメント数などが分かる。またフォロワーの性別、年齢、居住地域に関する統計も表示される。

Insightsはモバイル第一主義でデザインされている。つまり大企業の場合、担当者が出先から手軽に利用できること、スモール・ビジネスの場合はモバイル・デバイスがInstagramの主要な利用手段になるということなどを念頭に置いている。

3_BusinessTools_Promote1

また今回、Instagramは手軽なモバイル広告作成手段の提供を始めた。ユーザーは投稿のアナリティクスを調べ、人気の高い投稿をアプリ内から広告に変換できる。アプリはまたオーディエンスの反応と広告予算をベースに適切な広告方法を提案する。ビジネス・オーナーはこうした機能の数回のタップで利用できる。ただしFacebookが提供する本格的な広告ツールであるAds ManagerPower Editorと比較するとアプリからの出稿には機能面でやや制限がある。

たとえばFacebookのデスクトップの広告ツールの場合、ユーザーはターゲットとなるユーザーを指定するためにメールアドレスのリストを送信したり、ランディングページでFacebook Pixelなどの高度なトラッキング機能が利用できた。Instagramのアプリ内広告ツールはこうした機能が省かれているかわりに使い勝手とスピードとが大きく改善されている。

ただし、InstagramがFacebookグループの一員であるというメリットをフルに利用するためには、豊富なk情報が得られるFacebookのデスクトップ広告ツールを併用するのが効果的だろう。【略】

Instagramの新しいビジネス・プロフィールはこの数ヶ月以内にアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドで公開される。年末までには全世界で利用可能になるという。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+