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子供たちにプログラミングの概念を教えるBox Island、2年の開発期間を経てiOSゲームとして登場

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AppleのSwift Playgroundsがアナウンスされる2年も前から、やはりゲームを通じてコーディング教育を行おうとするBox Islandの開発が行われていた。そのBox Islandが、iOS版のゲームとしていよいよデビューすることとなった。子供たちに、コーディングの基礎を教えることを目的とするゲームだ。

「キューブ界のカリスマであるヒロ」の友だちとして、ゲーム世界に配置されたパズルを「アルゴリズム」を活用して解いていくのだ。盤面を理解し、そしてループや条件分岐などを使いつつ問題を解決していくことになる。

ゲームを通して(最初の10ステージを無料でプレイできる)、子供たちにコーディングの魅力を伝えたいのだと(大人になってからコーディングを覚えた)ゲーム開発者たちは語っている。

「プログラミングの勉強を続けるには、まず楽しさが必要だと思うのです」と開発元であるRadiant GamesのCEO兼共同ファウンダーであるVignir Gudmundssonは述べている。「Box Islandは、興味を持ってもらうことを目的に作られています。子供たちは面白がってゲームに熱中してくれるでしょう。そしてその興味を育んで、立派なプログラマーになってくれればと思っています。いつか、自らのスタート地点がBox Islandであったと振り返る人が出てきて欲しいと考えているのです」。

Box Island

「子供たちに」という目的についてGudmundssonは、たとえばAppleのアナウンスしたSwift PlaygroundsやHopscotchなどのコーディング学習のためのゲームを楽しめるようになる前の子供たちを主なターゲットにしているのだと述べる。すなわちいずれのプロダクトも子供たちのために必要なプロダクトであり、競合関係にはないと意識しているのだそうだ。

「Elon Muskも、電気自動車同士は競合関係にないのだと言っていました。それぞれがある意味で協力して既存のガソリンカーと競合するようなマーケットを生み出していくのだとのことで、私たちも同じような立場にあると思うのです」。

また、Box Islandは「ジェンダーニュートラル」なものにもなっているのだそうだ。「Radiant Gamesの役割を考えた時、ジェンダーギャップを意識しないものとすることが大切であると考えているのです」とのこと。そうして両性に対応するとともに、また20の言語に対応しているのも特徴のひとつだ(訳注:日本語にも対応しています)。どの国の人にも、コーディングの楽しみを開放しようとも考えているわけだ。

「親しみやすく、カラフルなキャラクターがゲーム空間を自在に動きまわります。男の子も女の子もきっと楽しんでくれると思います」と述べている。「これまでに多くの国で何百人もの子供たちにテストしてもらっています。この経験からも、このゲームがジェンダーニュートラルに仕上がっていると自信をもって主張することができます」。

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なお、Radiant Gamesは外部からプライベートな資金を一切調達していない。すなわち会社は完全に4名のファウンダーの手の中にあるということになる。唯一例外となる外部資金は、祖国のアイスランドからの助成金で、これが33万5000ドルとなっている。

「2年間の成果が問われるときがやってきたと意識しています」とGudmundssonは改めて述べていた。「自分たちの給料は安いものとなってしまいましたが、外部資金に頼らずにここまでこれたことに満足しています。Box Islandを世に出した今、子供たちにハイレベルなコーディング体験を提供していくための資金を獲得する方法などについても、あらためて考えてみたいと思っています」。

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(翻訳:Maeda, H