Facebook、Messengerの送金機能を推進するオプションをテスト中

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Facebookは、同社のチャットアプリ、Messengerでピアツーピア[個人間]支払いができる機能の利用を促進するための、新たなオプションをテストしている。同社はメインアプリのメニューに、新たなオプションとして “Send or Request Money” を追加したことを正式に認めた。「この機能はFacebookユーザーが、Messengerで支払い手続きすることを促進し、Messengerをまだインストールしていないユーザーは、ダウンロードするためにApp Storeへ誘導する」と言っている。

Messengerによるピアツーピア支払いは現在米国内でのみ利用できるため、新たな “Send or Request Money” 機能も米国のFacebookユーザーにのみ表示されるものと思われる。テストは2週間前に始まった。

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Facebookがピアツーピア支払いを導入したのは昨年の3月だった。これによってFacebookは、VenmoやPayPalなどの大手支払いサービスに対抗する立場を明らかにした。ユーザーは支払い用カード(Visa、Mastercard等)を登録し、Messenger内のボタンをタップすることで友達に送金することが可能で、手数料はかからない。

しかし、現在MessengerアプリのチャットUIには、スタンプやGIFや写真、音声メッセージ等、数多くの機能が満載されているため、支払いオプションは “more” オプションの奥深くに隠されている。

つまり多くのMessengerユーザーは、アプリに送金する機能があることに気付いていない。Facebookはこれを変える必要がある。そこで、メインアプリの力を借りて支払いサービスに光を当てることにした。同社はこれまでにも、ナビゲーションを利用して、Moments、イベント、グループ、ショップ、過去のこの日、Moves等、推進したいアプリへの誘導を行ってきた。

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ピアツーピア支払いは、Facebookが本格的支払い市場に進出するための第一歩にすぎない。ただし同社は、支払いビジネスそのものに参入するつもりはないと言っている ― 求めるのはリーチだ。昨年秋のWiredのインタビューで、前PayPal社長で現在Messengerチームを率いるDavid Marcusは、最終的にFacebookは、企業に手数料なしの支払い機能を提供にし、広告や紹介によって収益を上げたいと考えている、と語った。

しかし、消費者がFacebookを通じてお気に入りのEコマースサービスと取り引きするためには、まずFacebookに支払いカードを登録する必要がある…そして、第一ステップは、Messengerを使った支払いサービスの存在を知ることだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook