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“検索しない”美容室予約アプリ「requpo」が正式ローンチ、TLMなどが支援

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ネットで美容室を予約しようとすると、サイト上でエリアやスタイリスト、カットやカラー、パーマといったメニュー、さらにはカレンダーから空いているスケジュールを選び…と、なかなか面倒だったりする。「美容室の都合に合わせて予約を入れる」と考えれば仕方がないことだが、今回紹介するリクポは、その考え方を真逆に変えるような予約サービスを展開するという。同社は7月27日、これまでクローズドベータ版として提供していた美容室予約アプリ「requpo」を正式ローンチした。

requpoは、「ユーザーの都合に対して美容室がオファーを行う」という、今までとは逆転の発想の美容室予約アプリだ。美容室を予約したいユーザーは、希望するメニューと予算、追加サービスを希望する「おねだり」、さらに希望のスケジュールや現在の髪型、希望する髪型(髪型は任意)を入力する。ユーザーの予約情報はサービスを利用する美容室に通知されるので、条件が合えば美容師側がユーザーにアプローチ(予約のオファー)を行う。ユーザーがそのアプローチを受け入れれば予約完了。入力した内容がそのまま電子クーポンになるので、あとは美容室に向かえばいい。その後ユーザーが実際に来店した際に「来店しました」のボタンを押すことで一連の作業は完了(ここで美容師ごとに1回980円の課金が行われる)。


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美容室側にはユーザーの予約を断る機能があるので、無茶な条件では予約できない仕組みだという。サービスは当初東京の渋谷から表参道、原宿エリアに限定して展開。年内にも東京都内での展開を目指すほか、今後はユーザー、美容師の評価機能を実装し、いわゆるドタキャンやノーショウ(連絡なし・来店なし)を防ぐ仕組みを作る。ビジネスモデル特許も出願中だという。

美容室から見ればrequpoは新規顧客獲得のための新しいツールだ。美容業界のマーケティングツールとしては、リクルートライフスタイルの展開する「ホットペッパービューティー」が圧倒的なシェアを誇っている。だがホットペッパーを代表とする販促メディアなどは、プランや地域によっては月額で数十万円の固定費がかかるし、ドタキャンやノーショウを防ぐ決定打となる施策があるかというとそうでもない。それを成果報酬型(かつ今後は評価制度を導入すること)にすることで、幅広い店舗での利用を狙う。約2カ月、ユーザー200人、美容室30店舗でテストを行った結果、30件ほどのマッチングが成立。ドタキャンはほぼなかったという。もちろんこれはあくまで知人を中心としたクローズドなテストなので今後この割合がどうなるかは不明だけども。

リクポは2015年12月の設立。独立系ベンチャーキャピタル・TLMのほか、IT業界の経営者を中心にしたエンジェル投資家5人がシードマネーを提供する。代表取締役CEOの木崎智之氏は学生時代にオフラインのコミュニティ運営(共同創業)やファッションショーの企画・プロデュース(代表)などを手がけてきた人物。その後ウェブ制作会社などを経て美容・婚礼業界向けのウェブマーケティング会社の子会社代表となった。美容業界について学ぶ中で同僚だった現・リクポ取締役の姫野航平氏とrequpoの事業を企画し、今回の起業に至ったという。

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リクポのメンバー。前列左が代表取締役CEOの木崎智之氏、前列右が取締役の姫野航平氏