コンピューターの原理を教えるために単体のトランジスタを使って一部屋を占領する巨大なCPUを作った

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今年の夏は、何をした? 野外コンサート数回、バーベキュー数回ぐらいかな。でも、ひとつの部屋ぐらいの大きさの40000トランジスタのCPUを、完全に手作りで作ったかな? それはたぶんないね。

James Newmanは、学生たちにコンピューターのことをもっとよく知ってもらうために、CPUを作ろう、と思った。でも、何千個ものトランジスタをシリコンのかたまりの中に埋め込むのではなく、彼は何枚もの襖(ふすま)のようなサイズのボードの上に、ふつうのサイズのトランジスタを手作業で配線して、Tetris(テトリス)をプレイできる等身大のCPUを作った。彼は先月そのプロジェクトの完成を発表し、製作過程の完全な記録とビデオを未来のギークたちのためにポストした。

Abbey Road StudiosとEPCOT Centerを合わせたようなそのCPUは一部屋を占領し、巨大なLEDボードに出力を表示する。このプロジェクトは製作に2年を要し、20kHzで動く。そのエミュレータがここにあり、プロジェクトのサイトがここだ

Newmanはこう書いている: “コンピューターはとても不透明で、目で見てその原理を理解することは不可能だ。私がやりたかったのは、コンピューターの中に入って、そこで起きていることを見ることだ。シリコン製のチップの中を歩けるほど、人間を小さくすることはできないけど、その逆ならできる。人間が中に入って歩けるほど大きなコンピューターを作るのだ。それだけでなく、あらゆるものにLEDをつけて、データの動きやロジックの動作を実際に目で見えるようにした”。

完成したプロジェクトは驚くほど複雑だが、意外にも美しい。われわれも薔薇作りやホットドッグを趣味にするのをやめて、物置の奥から、はんだごてを出してくるべきかもしれない。Newmanに比べると、ぼくらの毎日はアホみたいだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))