Apple Musicのパーソナライズした最新プレイリスト、iOSとmacOSのベータ版ユーザーはもう試せる

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Appleが9月7日に開催するiPhoneイベントが目前に迫る中、同社は近々リリース予定のiOS 10モバイルOSとmacOS Sierraのベータ版に登録しているApple Musicのサブスクライバーに対して、パーソナライズした音楽プレイリストの展開を開始した。この機能は、今年の6月にAppleが開催したWorldwide Developers Conferenceで発表されていたものだ。Apple Musicの最新プレイリストは、Spotifyが提供している「Discover Weekly」プレイリストに真っ向から挑むものだ。Spotifyのこの機能は、ローンチした年に4000万人が使うほど人気を得た。

Appleは、独自の「Discover Weekly」ならぬ「My New Music Mix」プレイリストを提供する。このプレイリストの楽曲は、毎週金曜日に更新される。

WWDCで、このプレイリストの名前は「Discovery Mix」と発表されていたが、AppleもさすがにSpotifyの機能と名前が似すぎていると思ったのか、リブランディングを行ったようだ。

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「My New Music Mix」はミュージックアプリの「For You」のセクションにあり、現段階ではユーザーの視聴履歴に基づいて選んだ25曲を配信している。

この機能の目的は、頻繁に聞く音楽に基づいて提案することで、Apple Musicの登録者が好きな楽曲やアーティストをより多く見つけられるようにすることだ。Spotifyの「Discover Weekly」と同じ意図だ。

本当の問題は、どちらのサービスのアルゴリズムが良いかということだろう。Apple Musicの機能はこの週末に展開し始めたばかりで、現段階では誰も十分に試せていない。結果が分かるのはもう少し先になる。

「My New Music Mix」以外にも、iOS 10のベータ版を利用しているApple Musicの有料登録者は、「My Favorites Mix」という別のプレイリストも追加されていることに気がつくだろう。これは毎週水曜日に更新され、このプレイリストではお気に入りの曲に加え、「他の曲も追加して」配信すると、Appleは説明に書いている。この「他の曲も追加」というのは、アプリがユーザーの最も気に入っている楽曲に基づき、ユーザーの好みにマッチすると選ばれた曲がこのプレイリストに追加されることを指している。ユーザーの好きな曲の中に、巧妙にいくつか新しい楽曲を忍ばせるもので、Appleはユーザーが楽曲を発見する手法に一捻り加えた。

Apple Musicのカスタマーはどちらのプレイリストにも登録でき、Spotifyと同じように新しい楽曲が配信されるごとに自動でダウンロードするよう設定することができる。

この最新プレイリストはiOS 10 ベータ版のApple Musicアプリ内にある。macOS SierraのiTunes 12.5にも同様に更新されている。

プレイリストの追加は、Apple Musicの大幅改訂の一環だ。Apple Musicのもともとのデザインは少しごちゃごちゃしていると批判を受けていた。AppleはWWDCで、Apple Musicの新な装いを発表した。アプリの下にあるナビゲーションタブから「Connect」と呼ぶソーシャルネットワーク機能を撤廃し、ユーザーの楽曲ライブラリをアプリの前面に持ってきて、それをアプリの中核に据えるようにした。

最初のレイアウトには課題があったものの、Apple MusicはApple OSに最初から内蔵されているという優位性だけで、Spotifyの脅威となることを示した。Appleは6月に、有料登録者が1500万人に届いたと発表している。Spotifyは3000万人の有料カスタマーを持ち、1億人の無料視聴者がいるのでまだリードしている。しかし、Apple Musicアプリの刷新と、より良い音楽発見機能が実装されれば、Spotifyにとってさらなる脅威となるだろう。

(画像クレジット:9to5Mac.comに感謝)

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website