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空きスペースのマーケットプレイス「SHOPCOUNTER」運営のカウンターワークス、数億円規模の資金調達

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Shopcounterメンバー写真

写真左端がカウンターワークス代表取締役CEOの三瓶直樹氏、左から3人目がCFOの藪本祐介氏

物販やイベント用のスペースを貸し借りできるマーケットプレイス「SHOPCOUNTER(ショップカウンター)」運営のカウンターワークスは10月5日、ジャフコを引受先とした第三者割当増資を実施した。金額や出資比率は非公開だが、数億円規模とみられる。また今回の資金調達を前に、カウンターワークスでは、9月に元みずほ証券のアナリストで、ノンバンクやVCの分析を専門としてきた薮本祐介氏をCFOに迎えている。

2015年5月末にサービスを開始したSHOPCOUNTERは、空きスペースを貸したいテナントユーザーと、スペースを短期間利用したいユーザーとをマッチングするサービス。登録ユーザーにはアパレルが多く、そのほかミュージシャンがアーティストブランドをライブに合わせて数日だけ展開したり、原宿のカフェをUCCが新製品プロモーションのために期間限定で借りたというケースも。「例えば、オンラインのみでサービスを提供するECなどのスタートアップが、実店舗を構えるより低コスト・低リスクでリアルの消費者にアプローチできて、適切な場所を探すために必要なサポートも得られる」とカウンターワークス代表取締役CEOの三瓶直樹氏は、サービスの利用シーンについて説明する。

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ローンチから約1年半を経た現在、SHOPCOUNTERはテナント、借り手ともに年間約300%の増加率となっているそうだ。いずれも法人ユーザーが多いという。三瓶氏は、今回の調達について「事業開発にある程度めどがついた現段階で、人材採用とサービス開発を強化し、投資によりさらにドライブしていきたい」と話す。

サービス開発については、既存サービスでも実施してきたUI/UX向上を引き続き行っていくほか、メッセージ機能の追加などで「スペースの貸し手は、借り手よりもこうしたサービスに慣れていないことが多い。そうしたテナントユーザー向けに、簡単にサービスが利用できるツールを提供したい」と三瓶氏は言う。人材についても三瓶氏は「デザイナー、エンジニアのほか、営業を強化し、スペースを提供するサプライヤー(テナントユーザー)を増やしていきたい」と話す。

また、サービス展開エリアについては「事業上、現在は東京を中心に展開しており、当面は都内のカバレッジを上げることに力を入れるが、同時に今後、大阪、福岡など地方の大都市への展開も視野に入れていく」と意欲を見せる。

スペース貸し借りのマーケットプレイスには競合に「スペースマーケット」などのサービスもあるが、三瓶氏は「リテール中心、法人中心でユーザーを獲得してきているのが我々の特徴。小売店のスペース登録についても、店全体、部屋単位だけでなく、1ラック、ひと棚だけ、といったスペースも提供できるようにしている」と差別化ポイントに自信を見せる。「これまではプラットフォームの成長に投資してきたが、中長期的にはコンシェルジュサービスの提供も考えている」(三瓶氏)